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さわやか吃音(どもり)カウンセリング
電話カウンセリング&レッスン体験談(T)

2002年4月〜2003年4月まで
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「さわやかカウンセリング」のホームページは皆様の深いご理解をいただき、2008年4月で開設6周年を迎えました。
現在、北は北海道から南は九州、沖縄県の皆様と、そして海外(アメリカ、ニュージーランド、アイルランド、オーストリア)
との電話(スカイプ)でのレッスンをさせていただいています。
2002年4月から2003年4月までの間に受講生から寄せられました体験談の一部をご紹介いたします。
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CONTENTS
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Aさん (埼玉県在住 35歳 会社員 男性)
[志のあるところ、道あり。]
私はかれこれ30年近くどもりとつき合っている。これまでに色々な悔しい思いと絶望感を味わってきた。
皆さんも良く分ると思うが、自分で言いたいことが言えなかったり、人前での自己紹介など、誰でも言えるようなことが言えず、恥ずかしい思いをしたり、電話をかけるのに何回っも躊躇して、やっとかけることが出来ても言葉が上手く出てこないで相手に怒鳴られたりと、様々な経験をしてきた。
学生時代は何とかごまかせても、社会人になれば、朝礼当番や電話応対などからは逃げたくても逃げられないようなことがでてくる。
これまでどもりを治そうとしてはきたけれども、矯正所への週末だけの通院であったり、忙しかったりで、なかなか通いきれなかった。
今現在は、毎週確実に電話でのカウンセリングを受けて9ヶ月目になろうとしている。実際仕事場ではまだ上手くいかないこともあるけれど、自分では試行錯誤しながらも、必ず治して自分の言いたいことを自信をもって言いたいし、大勢の人前で喋ってみたい。仕事でも、どもるからといってあえて避けてきた営業の仕事をして、成績トップになりたいという願望がある。
とにかく、どもりを克服した時の自分の姿が楽しみでしょうがない。克服できたら、どもりで苦しんでいる人達を助けていけるような活動をしていきたいと考えている。
今自分もカウンセリングを受けてなんとか踏ん張って頑張っているので、皆さんも諦めずに頑張って克服していってほしい。
行き詰まったら自分の気持や言いたいことを文章にしたりすることもいいと思う。また、今現在同じ境遇の人達とネットワークを持ち、話をしたり手紙やメールで互いの状況などを相談し合ってみることもお互いにプラスになると思うのだが、どうだろうか。
(2003年4月25日)
※江田よりのコメント:
一言で吃音と言っても、その症状はさまざまです。Aさんの発語機能は、幾つかの音を正しく発音できなくなるまで歪められてしまっていました。
この9ヶ月間、リハビリ的とも言えるレッスンを忠実に重ねてこられる中、今まで発音できなかった音が正しく言えるようになり、一連の流れを持った話し方ができるようになってきました。「将来の自分の姿が楽しみでしょうがない」という心の余裕と確かな自信が芽生えています。
Aさんの生き方は「志のあるところ、道あり」(Where there is a
will, there is a
way.)そのものです。そして具体的に確実な改善ステップを踏んでおられます。希望は決して失望に終わることはありません。
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Nさん (兵庫県在住 21歳 保育士 女性)
「今までずっと張り詰めていた気持が楽になった・・・」
私が吃音になったのは幼稚園の頃だと思う。
生活発表会の劇で「大きい声を出しなさい」と何度も注意された。
今でもそれをはっきり覚えていて、多分それがトラウマになっているのだろうと思う。
人前に出ると怖い。緊張する。今でもそれは頭から離れない。
幸い、いじめられることはなかったが、人の目が怖くてたまらなかった。
私は周りの人達からどう見られているんだろうか・・・いつもそういう風に考えていた。
人前に出るのがとにかく嫌いだったが、就職すると嫌でも人前に出なければならない場がある。
上手くしゃべれなくて、「あーあ」と悩むことがいっぱいあった。
どうしても吃音を治したい気持でパソコンで検索したら、江田先生のHPが目に入った。そして、レッスンを始めてからもうすぐ6ヶ月になる。
今まで張り詰めていた気持がすごく楽になった。
まだまだ上手に話せる方ではないが、これからももっと良くなるような気がしている。
(2003年4月23日)
※江田よりのコメント:
電話レッスンではクライエント(受講生)の顔が見えませんから、受話器を通しての息づかいに細心の注意を払います。Nさんの場合は、発語不安のあることばに来ると、静かに黙ってしまうことが多く、息継ぎのための間取りと識別するのにかなりの神経を払いました。
そのNさんが「もっと良くなるような気がしている」ほど、話し方の操縦法を確実に身に付けつつあります。お話しのレベルに上限はありません。これからもグングン自信をつけていってください。
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Mさん (東京都在住 30歳 主婦)
「20年早くこのレッスンを受けていたらなあと思っています。」
私が吃音を意識し始めたのは、小学校入学後です。それ以前の保育園の頃は、「何だかみんなと自分とは話し方が違うな」と幼心に感じていたのですが、これといって不便はありませんでした。
ところが小学校に上がって音読の時、どうにも詰まってしまい、それが原因でいじめを受けるようになりました。いじめられたくないので、それこそ百回ほど音読の練習を自宅でするのですが、本番になると詰まってしまうのです。「ひらがなも読めないのかよ」とヤジを飛ばされました。国語以外の時間も苦痛でした。答えがわかっていても、先生にさされて皆の前で答えるとなると声が出ないのです。中には「目立ちたいから話せないフリをしているんでしょ」なんて言う人もいました。
特に辛かったのが、3,4年生の頃、3ヶ月おきに開催された「クラス会」です。班行動で劇を作り、父母を招待してクラス会で発表するのですが、班の練習でも、クラス会での本番でも上手く言えたためしがありませんでした。班の皆にも迷惑をかけてしまうので、とても苦痛でした。
当時の先生は吃音を全く理解していなく、クラス会が終わると、父母、生徒の全員の前で「練習不足の人がひとりいましたね」と言いました。母にも辛い思いをさせてしまったと思います。
中学に進学し、今でも忘れられない辛い出来事がありました。当時のクラスで女子同士のイジメが始まった時、私は見ていられなくて、ターゲットになっている女子をかばいました。それから私へのイジメも始まりました。
腹痛で学校を休んだ翌日、登校すると、私の机はチョークの粉で真っ白でした。それを拭くと、「言語障害」の大きな文字が彫刻刀で彫られてありました。2ヶ月ほどでイジメ自体は止んだのですが、中学1年の間、その「言語障害」の文字をずっと見続けていなければなりませんでした。
高校では中学のイジメほどはエスカレートしませんでしたが、吃音が知られると笑われたり、ストレスが溜まる一方でした。
その後、スーパーの青果売り場で、加工や陳列のバイトをしました。当時、私は自分の吃音を上手く隠していました。言いづらい言葉は何とか使わないようにしていましたし、バイトなので電話を避けることが出来ました。
そんな時、初めて自分以外の吃音者に会いました。他店から転勤してきた年上の男性でした。彼は私より吃音が重く、他の社員やバイト、パートに話す時など、話し出すまで30秒以上かかる様子でした。周りのパートの女性達は普段優しいのに、その男性には日に日に冷たくなっていきました。それを見て「絶対に吃音がばれないようにしなくては」と内心思いました。
それからある工場の製造課に就職しました。あまり話さなくて済むだろうという動機からです。そこで年上の先輩にまたもいじめられました。(この時は吃音が原因ではなく、彼女のお気に入りの男性が私と同期で友人だったので、ヤキモチからだったと思います。)
そこでスーパーでの経験もあり、「先輩に吃音がばれたらますますいじめられる!」と隠すのに必死でした。ところが何年も働いていると、仕事を覚えますので電話をかける回数も増えていきます。電話の相手先にも笑われる始末でしたし、後輩に仕事を教えるのも一苦労です。結局ストレスで7年目で辞めてしまいました。
専業主婦になり、周りからも「子供は?」と聞かれることも多くなりました。吃音ではない人が聞いたら全くバカバカしいと思うでしょうが、「PTAの役員になったら、また皆の前で発表をしなくてはならない」とか、「連絡網で電話をしなくてはならない」と今から考えてしまって、子作りに踏み切れませんでした。
とにかくせめて電話くらいかけられるようになりたい、自分の名前をちゃんと名乗れるようになりたいと願っていました。(自己紹介が怖くて、パートも探せずにいましたから・・・)
そんな時に出会ったのが「さわやかカウンセリング」です。今年の1月から始めていますが、今では通信販売に電話をかけられるようになっています。ただ、専業主婦なので、あまり電話をかける機会がないので残念です。
最近は、主人と江田先生の勧めでパートを探しています。もう自己紹介も言える自信がつきました!子供の頃、あんなに苦手だった音読もレッスンではすっかり上手に読めるようになりました。ただこのままだと、ただのレッスン上手で終わってしまうので、江田先生に「是非、仕事の現場で実践を!」と勧められています。
「さわやかカウンセリング」ではレッスンの始めの時間は毎回緊張しますが、「カウンセリング」というだけあって、終わる頃には心が癒されています。同じ吃音経験者の江田先生と話すだけでも、今まで親・兄弟に話してもわかって貰えなかったことを理解してもらえるので、精神的にとても楽になります。
自分の過去を振り返ると、あと20年早くこのレッスンを受けていたらなぁーと思うこの頃です。悩んでいるお子さんをお持ちの親御様、是非、お子さんにこの「さわやかカウンセリング」を受けさせてあげてください。
(2003年4月11日)
※江田よりのコメント:
電話ではとても明るい声のMさんですが、吃音のご苦労は並々ならぬものでした。心に秘めた悲しみに良くぞ今まで耐えてこられました。
「過去(の出来事)と他人は変えられない」という常套句がありますが、レッスンを通して過去の出来事を受けとめつつ、現在の自分を誉め、前に向かって進み続けてください。
「あと20年早くレッスンを受けていたらなあー」と思うMさんですが、20年前の私は吃音意識のド真ん中でして、とてもとても今のようなお話し具合とは程遠く、指導は無理でしたよ。人生の出会いすべてに時(タイミング)ありです。
PTAのことなんか心配しないで、子供さん5人のお母さんになってください(笑)。
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Uさん (兵庫県在住 19歳 大学生 男性)
「受講して4ヶ月目を迎えて・・・」
僕が吃音(話す時によくつっかえたり、言おうとした言葉が出なかったり)を感じ始めたのは小学校低学年のころで、原因も全くわからないのですが、このカウンセリングを受けるようになるまで10年以上ずっと話すことに対して苦手な意識を持っていました。
特に緊張したりすると、必ずといっていいほど言葉がつっかえてしまうのがたまらなく嫌でした。電話(かけるのも受けるのも)やマクドナルドで注文するのさえ満足にできず、他の人が何不自由なくやっていることが自分にできないというのは辛いものでした。
昨年の夏にスーパーのレジのアルバイトをすることになり、一日目に研修を受けたのですが、レジでの代金のあとに言う「ありがとうございます。またどうぞお越しくださいませ」という言葉がどうしてもつっかえずに言うことができず、何度も練習させられました。しかし、それでも結局その日はつまらずに言うことができず、研修担当の人に「次の研修の日までに言えるようにしてきなさい。」と言われましたが、そんなことはとても無理だと思い、その日限りで辞めてしまいました。
この時ほど自分が吃音であることを意識し、またそれを呪ったことはありませんでした。それが初めて経験したアルバイトでの出来事だったこともあり、この体験の後、将来の就職のことなどがとても不安に感じられるようになってしまいました。
そしてこの吃音を何とかしたいと思い、インターネットなら何らかの情報が得られるかもしれないと検索してみたところ、この「さわやかカウンセリング」に出会いました。
ホームページに書かれていることと、自分が今まで感じてきた感覚や経験とがピッタリと当てはまることが多く、驚きました。
吃音で苦しんでいるのは自分だけでないこと、そして吃音は改善することを知り、気分が大変楽になりました。そして昨年12月からレッスンを週1回のペースで受けています。
レッスンを受け始めて現在約4ヶ月ですが、自分の話し方が向上し、話すことに対して少しずつ自信がついてきているのがわかります。
自分の中でレッスンを受ける前はなかなか言えない言葉の代表だった「ありがとうございます」が最近はつまらずに言えることが多くなったなと実感しています。
大学のゼミでの発表も、レッスンを受け始める前は本当に不安で、大変な緊張を強いられましたが、レッスンを通していろいろな話し方のコツを教えていただき、文章を読み上げること(朗読)に関しては自信がついたため、もうあまり不安はありません。
将来の就職に関しての不安も最近は大分和らいできました。今でも人と話すときは早口になってしまったり、つっかえたりすることはありますが、そういうときでも自分で発語の感覚をコントロールすることが段々とできるようになってきたように思います。
同じようにレッスンを受けておられる方々が他にもたくさんいらっしゃることにも励まされます。いつか発語不安を感じずに生活できる日が来ると信じ、これからも頑張っていきたいと思っています。
(2003年4月1日)
2週間後にこんなメールをいただきました。
今日のゼミの自己紹介、ほぼ問題なくこなせました!直前は少し心配だったのですが、他の人よりも余裕があったくらいです。お陰様で人前で話すのも、もうあまり心配なさそうです。レッスンを受ける前とはエライ違いです。ありがとうございます。また次のレッスンよろしくお願いいたします。
(2003年4月15日)
※江田よりのコメント:
自分が吃音であることを憂い、呪いまでした19歳のUさんが、レッスンを受け4ヶ月経った今、収穫していることは・・・
■言い難い言葉の代表「ありがとうございます」がほぼ抵抗なく言えるようになった。
■大学のゼミでの発表に不安がなくなった。
■発語の感覚をコントロールすることができるようになってきている。
■そして、マイナスと思われること(吃音)を前向き・肯定的に受けとめていく姿勢。
レッスンでのお話し感覚が着実に活かされているようですね。大学では薬学を専攻しているUさんは、電話模擬演習でも薬剤師になりきってお話ししています。
「Uさん、リポビタン-D 10錠お願いします」「えっ?そんな薬ありませんよ」 失礼しました!
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Aさん (千葉県在住 23歳 保育士 女性)
「前向きに頑張っていきたいと思っています。」
私がこの「さわやかカウンセリング」でのレッスンを始めた理由は、小さい頃から悩んでいたどもりが少しでも治せたら・・・という思いからでした。小学校の頃から、みんなの前で話そうとすると、息がつまって声が出なくなってしまったり、自分の名前の始めの言葉が出ないのです。また、日常会話でも話したい言葉が思うように出なくて辛い思いをしてきました。
こんなことを誰にも相談できないのは仕方のないことかな・・・と思っていたところ、昨年の暮れ、パソコンでこのホームページを見つけました。
悩みをわかってもらえる人がいると知り、嬉しくて、カウンセリングを受けることに決めました。
正直、心配もあったのですが、電話をすると江田先生の優しい声を聞き、安心しました。私の話も聞いてくれて、そして江田先生自身がどもりの経験があったので、私の気持ちをわかってくれました。
まだレッスンを始めて2ヶ月位ですが、話すことが少し好きになりました。もともとおしゃべりなほうなので、話すことは好きなのですが、仲の良い人以外では、どうしても話を早く終わらせようとして早口になってしまっていました。でも、話をしている時の流れそのものが大切なことを教わりました。また息継ぎのタイミングも教えてくださり、まだまだ出来ていませんが、少しずつ変わってきています。
こんな私ですが、保育士の仕事をしていて、毎日大好きな子供たちと一緒に過ごしています。子供たちに読み聞かせる絵本の読み方についても江田先生のカウンセリングを受け、一字一字をゆっくり大切に読むようにしています。そうすることにより、どもらずに読めるようになりました。
電話を受ける時やかける時など、まだ少しつまってしまうこともありますが、前向きに頑張っていきたいと思っています。
(2003年3月24日)
同じ日にAさんからこんなメールをいただきました。
今日、やっと卒園式が終わりました。卒園式での開会・閉会のことばを述べることで、昨日からとても緊張していたのですが、パッチリ成功しました。でも、マイクを持つ手が震えていました・・・。ゆっくり話すことを心がけていたのですが、本番は少し速かったのでは?と思っています。
でも、うれしい!言えたことがとてもうれしいです!ありがとうございました。
※江田よりのコメント:
卒園式での開会・閉会のことばを、マイクを持つ手が震えながらも述べることができたことは、Aさんにとって大変貴重な体験でした。緊張の場でも話し方をコントロール出来るんだという自信をこれからも深めていってください。
明るいお姉さん先生の読む絵本に聞き入っているかわいい子供達の様子が目に浮かんできます。
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Nさん (埼玉県在住 29歳 男性)
「言葉を発することに自信がついた気がします。」
私が吃音になったのはおそらく小学生の低学年の頃だったと記憶しています。小学校高学年ぐらいから徐々に吃音が改善されて、中学・高校とほとんど吃音が出ませんでした。(それでも言いにくい言葉はありましたが・・・。)
大学生になり寮生活を始めました。その寮の中に吃音の友人が2名いました。その友達に接し、思い出したかのように私も徐々に吃音が出てきました。ですが、それほど不自由した記憶はありません。就職活動の時も他の友人と同様に就職活動を進めることが出来ました。
本格的(?)に吃音が戻りだしたのは社会人になってからです。各部署で朝礼を行うのですが、その司会を新入社員が交代で担当するのです。最初は何とかこなしていたのですが、3ヵ月くらいした時の朝礼で言葉が出なくなってしまい、冷や汗と震えが止まりませんでした。
それから言葉に対して過剰に神経質になり、だんだんと吃音がひどくなり、2年目くらいには自分の名前がでないようになったのです。それも条件があるらしく、「○○です」と言うのと、頭に部署名を付けて「経理の○○です」というのでは後者の方が言葉が出やすい傾向にあります。また、親しい友人や家族に電話をするときは吃音が出にくいということもあります。そんな感じで4年間勤めた会社を退職し、次の会社へと就職しました。(吃音が直接的な理由ではないのですが・・・)
次の会社はかなりのストレスが溜まる職場でした。仕事は前職と同じなのですが、女性の上司で(別に偏見があるわけではありません)極度のヒステリーなのです。その上司の前に座っている私は毎日が苦痛でたまりませんでした。
退職することも考えましたが、数ヵ月後に結婚を控えていましたからとりあえず辞めることをとどまりました。吃音に怯えながらも何とか2年くらいを過ごしました。
ある日、外線の電話を取ったところ、会社名が出てこなくなりました。少し引っかかってでも何らかの言葉が出てくれればいいのですが、全く何も出てこなく、頭が真っ白になりました。と同時に、上司、同僚に聞かれていないかという不安が頭をよぎりました。「また明日になれば言葉が出てくるだろう」と思っていましたが、翌日も同じで、会社名が出てきませんでした。結局、半年間、外線電話には出ることはありませんでした。
私の場合、どちらかというと電話を受けるよりもかけるほうが得意なのです。電話に出て名前が全く出てこなかったので、そのまま電話を切ったこともありました。本当に自分でも情けなく思いました。
仕事で外出していると携帯電話に電話がかかってくることがあるのですが、最近携帯電話に相手の電話番号が表示されるようになって大変便利になりましたが、私にとってはあまり便利ではなく、会社からかかってきたのが分かると言葉が出なくなるのです。家族や友達からだとすんなりと言葉が出るのですが・・・。
何とかしなければと思い、インターネットで調べ、自宅近く(近くとは言っても電車で15分の距離ですが・・・)の臨床心理オフィスを訪ねました。カウンセラーに「何回通えば吃音が治りますか?」と尋ねると、「7,8回くらいですかね」との返答でしたので、「そんな短期間で治るのか」と思いましたが、高いカウンセリング料を払っているんだし、治るだろうと自分に言い聞かせて通いました。
そこでは吃音の改善というより、リラックスすることを目的としているようでした。毎回、自律訓練法なるものを行うのですが、確かにリラックスはするのですが、翌日会社で電話に出ようとすると、ますます言葉を意識するようになり一層言葉が出にくくなりました。
数回ほど通ったある日、カウンセラーから「○○さんが電話で言葉が出なくなる心理が分かりません」と言われ唖然としました。この人は何を言っているんだろうと思い、同時に怒りがこみ上げてきました。「こいつ(カウンセラー)にいくら払ったと思っているんだ。真剣にやれ」と思いました。またある日はカウンセリング中にミント(フリスク)を食べだしたのです。私の吃音体験談がよほどつまらなかったのでしょう。今これを書いているだけでもそのカウンセラーを思い出して、腹立たしくなります。「どうせこいつには吃音者の気持は一生分からないだろう」と思い、もうこんな所にはお金を払いたくないので通うのを止めました。
その後、心療内科にもいったのですが、薬をもらっただけで何も変わりませんでした。(飲むとリラックスする薬だそうです。確かに薬を飲むと落ち着く感じはありました)
吃音が直接的な理由ではないのですが、約3年勤めたこの会社を先日退職しました。吃音を理由にして、どこか自分でも逃げ腰になっていたかもしれません。
これからは逃げずに前向きに取り組んでいきたい、何とか吃音を改善したいという思いで江田先生のホームページを見つけ、今年の2月からレッスンを始めています。
レッスンを受けてみて改善されるかもという気持でうれしくなりました。レッスンを受ける前は正直言って、他のカウンセリングと同じかな、やはり吃音は改善されないのではという気持がありました。
しかしレッスンを受けてみると他のカウンセリングとは全く異なり、カウンセリングというよりも正しい発語のトレーニングでした。まだまだ不安がありますが、少しずつですが電話で自分の名前が言えるようになっています。やはり、江田先生が吃音体験者ということで気持を理解してくれていることがとても安心できます。また、とても丁寧なアドバイスですごくやる気になり、前向きに吃音と向き合える感じがします。私の通った臨床心理オフィスや心療内科より非常に実践的で、何よりも言葉を発することに自信がついた気がします。
再び仕事を始めようと思い、現在就職活動中です。これから転職活動で面接や電話でのアポイントが多くなる前に少しでも改善すればと思っています。早く就職先を見つけ、江田先生のレッスンで習ったことを実践の場ですり込んでいければいいなと思っています。
(2003年3月27日)
※江田よりのコメント:
「緊張するからどもる。だから緊張を緩和すればどもらなくなる。」というあまりにも単純な考えをお持ちの心療士が巷に何と多いこと! 「7、8回のカウンセリングで吃音は治りますよ・・・」とおっしゃるカウンセラーは、吃音についての無知なことを自らさらけ出しているようなものです。「7、8回のカウンセリングでしゃっくりが止まりますよ」と言う方がよっぽどマシです。
電話レッスンの目的は、適切な話し方を実際に体で覚えていくことによって緊張の中でも発語をコントロールできるようになっていくことにあります。
レッスンではとても滑らかにお話しをするNさんですが、これからの就職活動での電話、面接そして実際の業務を通して、プレッシャーの中で話をすることの自信を深めていってください。全力で応援させていただきます。
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Sさん (鹿児島県在住 44歳 女性)
「今年は久しぶりに春の訪れを明るく楽しく感じています。」
さわやかカウンセリングとの出会いは、1年間通った心療内科に失望し、通院を止めて半年経った昨年の末でした。心療内科には初めから期待をしてはいなかったものの、信じたい、救われたい、と思いつつ通った結果はあまりにもお粗末でバカらしいものでした。先生が居眠りをしていたり、感情的になったり、最後は支離滅裂でした。
「専門家?と云えども人を頼るのはよそう!自分の力で何とかしよう!」と決心したものの何をする気にもなれませんでした。丁度娘が高校受験を控えており、身の回りの現実に専念しました。しかし、考えないようにしても、私の症状は相変わらずに存在し、悪くなっているように思われました。
冬休みに入り、娘が塾の合宿に参加して、ポッカリと時間が空きました。久しぶりにPCを開き、「吃音」を検索してみると、さわやかカウンセリングに目が留まりました。読み始めて私の目は釘付けになりました。私に当てはまる事ばかりです。わかりやすく、無駄なく、気取りもなく、適切なアドバイスも書かれてあり、皆さんの体験談の中に、私と同じく、名前が言えないという方の記事を見つけた時は声を上げてしまいそうでした。
どれ位の間PCの前に座りこんでいたかわかりませんが、読み終えた後、いつの間にか泣いていました。それは、これまでに経験したことのない感動であり、長い間探していたものがそこにありました。20年に渡る孤独な戦いの末に、私の心は凍ってしまっていたのかも知れません。その氷が融け始めていたのではないでしょうか。
早速入会したいと思いましたが、PCは見るだけでメールはできません。最近覚えた携帯メールでアクセスしてみると、すぐに、携帯からでも問題ありませんとのお返事をいただき、私のスピーチカウンセリングが始まりました。70分2500円。しかもテキスト、テープ、送料込み。前述の心療内科、1時間15000円に比べたら「アンビリーバブル!」です!
暮れも押し迫った12月29日に初回レッスン。途中、鼻呼吸するとすかさず指摘され驚きました。こちらからの質問にも打てば響くの適切な答え。江田先生ご自身が経験し、克服されたからこそできるのだと思います。回が進むにつれて、私の状態をより理解し、工夫して下さいます。
名前が言えないために遠ざけていた電話かけも少しずつできるようになってきました。話す内容をメモしていて気付いたのですが、会話の仕方を忘れていたようです。言葉が出ない恐怖に支配されて、事前に描いた私の心のシナリオの中で、相手の反応までこちらで決めてしまっていました。
長年の悪い癖でひるんでしまいそうになることもありますが、「かすり傷は名誉の負傷ですよ!」と江田先生が背中を押して下さいます。「そんな!」と思ったりもしますが、「うん!きっと大丈夫!」と小さな自信と試したい意欲が湧いてきます。
私の吃音が始まったのは20年前の春。結婚して間もなくの事でした。以来、毎年春は気が重く、いつしか春が嫌いになっていました。しかし、今年は久しぶりに春の訪れを明るく楽しく感じています。「話すことが好きでしょう?」と江田先生に云われて、本当は自分が話すことも、人に会う事も好きだったことを思い出しました。
いつかタンポポのようにどこにでも飛んでいって、どんな所でも花を咲かせたいです。スピーチカウンセリングを通して色々な事に気付かされるこの頃です。
(2003年3月3日)
※江田よりのコメント:
Sさんの話し方からは誰がどう聞いても、とても吃音をお持ちとは信じられないと思うほど、大変滑らかにお話しなさいます。スチュワーデスとしてのキャリアをお持ちで、乗客への案内、アナウンスなど、ハイレベルなコミュニケーション能力を発揮してこられました。話すことを専門とするお仕事だけに、その中でふと吃音意識に捕らわれたのかもしれません。
私の事務所の窓からは、まだ雪に覆われた野山が広がっています。その雪の下にはタンポポ、つくしんぼなどが春の足音を感じ取って土の中で息づいています。Sさん、いや「タンポポさん」の心も春を迎えているようです。Spring
has come ! です。
(2003年3月5日)
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Yさん (東京都在住 29歳 男性)
「もう一度自分のやりたい仕事にトライしようと思っています。」
私は、幼い頃から吃音でしたが、それを意識し、苦にし始めたのは小学校の高学年ぐらいからだったと思います。学校で朗読が出来なかったり、当時からやはり電話が鬼門で、友達の家に電話することさえとても苦しい思いをしました。
中学、高校時代はますます大変になり、学校の授業で当てられたり、朗読させられたりするのが本当に恐怖で、脅えていました。まわりからは笑われたり、なんでどもるの?何で言葉が出ないの?と純粋に質問されたりして、答え方に困りました。しかし、吃音により私が本当に苦しみ始めたのは就職してからで、それは現在も続いています。
最初に就職したのは外食チェーンの会社だったのですが、その会社に就職した経緯からしてズレていました。大学4年の就職活動の時期、会社に応募の電話をする際に、大学側から教えられたマニュアルがあって、それは「わたくし〜大学〜学部〜学科4年の〜と申しますが・・・」という風にハキハキと言うものだったのですが、自分にとってはどうしても言えないと思い、どこの会社にも応募の電話をすることが出来ずにいました。
そんなある日、ある会社から会社説明会の電話がかかってきて、そのまま面接から採用ということになり、特に興味があったわけでもなかったのですが、前述の電話が出来ないという理由のみで、その会社に行くことに決めてしまいました。
入社すると、仕事内容には段々と興味を持つことができ、何とか頑張れていたのですが、仕事柄一日に何十回、何百回と言わなければならなかった「いらっしゃいませ。ありがとうございました」と言うことと、電話応対が苦でした。特に「ありがとうございます」というのは、自分にとってもともと言い難い言葉でしたので、非常に苦痛でした。
そして入社してから1年半ほど経ったある日、これから毎日朝礼と終礼で、従業員の中で誰か一人が日替わりで代表になり、その後皆が続くという感じで、「いらっしゃいませ。ありがとうございます」を唱和するということになりました。日替わりでやらされる代表の役を毎日何とかかわしてきた私ですが、とうとうやらされることになり、何とか言おうとしましたが、案の定、顔を真っ赤にして手をバタバタさせるだけで、言えませんでした。私の前にずらっと並んだ十数名の従業員の皆は、不思議そうな顔をする者あれ、見てはいけないものを見てしまったというような表情をする者あれ、私を凝視する者あれ、顔をそむける者あれ、でした。
私はその瞬間の哀れさと、惨めさと、恥ずかしさと、情けなさに耐えることが出来ずに、またそういう思いと今後付き合っていくことも出来ないと思い、一晩考えてその翌日に上司に退職を申し出ました。上司からは、そんな急には辞められないから、と言われましたが、自分の惨めなところを皆に見られたという恥ずかしさに一週間とでさえ耐えることが出来なかったので、無理を言って、逃げるようにすぐに退職させてもらいました。
次の仕事の仕事のあてもなく、生活的にも困る状況だったので、一刻もはやく就職しなければと焦り、次の会社も同じ様な食品関係の店を展開している会社に就職してしまいました。私はそこで何とか店長までなったのですが、やはり電話応対がどうしても苦で、というか、殆どまともに出来ない状況で、今後何十年とその会社で働き続けることを考えると、限界を感じて昨年辞めてしまいました。それからは、現在までずっと、あまりしゃべらなくていい仕事を探して、アルバイトを続けています。
しかし、いつまでもそんなことを続けているわけにはいかないし、自分としてもそういう仕事よりはどちらかと言うと営業的な仕事にもう一度チャレンジしたいと思っていたところ、昨年末、江田先生のホームページを見つけ、早速カウンセリングを申し込み、現在も続けさせていただいています。
当初よりは、少しずつ話し方のコツ、出にくい言葉の出し方が身に付いてきたと思います。今、このカウンセリングとともに、もう一度自分のやりたい仕事にトライしようと思っています。
(2003年2月14日)
※江田よりのコメント:
職場で一日に何百回ともなく言わなければならなかった「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」という言葉は、Yさんにとって、もはや言の葉ではなく、心に重くのしかかる石の塊と化してしまいました。しかし、レッスンを通して少しずつ硬さが和らぎ、Yさん本来の柔らかな話し方へと向かっています。
悪夢のような吃音体験のトラウマを乗り越えて、自分のやりたい仕事にトライしてください。私も全力で応援させていただきます!
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Iくん (千葉県在住 中学3年 15歳 男子)
「受講生との対談のページ」にIくんとの対談記事が掲載されています。
「高校受験の面接、話せました!合格しました!」
自分がいつから吃音になったか覚えていませんが、
今まで本当に苦労してきました。
何となくつかえる時もあれば、何も言えない時もありました。
特に学校では「ハイ」と返事をするのが言えなくて、
自分の番が回ってくると、いつも沈黙が続きました。
だんだん気にし始め、逃げてばかりでした。
それでネットで吃音関係を調べていたら、ここを見つけました。
他にも色々あったのですが、ここでレッスンを受けて本当に良かったです。
レッスンを始めたのが去年の11月頃です。
始めは腹式呼吸から始まり、会話練習に入ります。
自分は今まで胸式呼吸だったので慣れるまで大変でした。
でも、腹式呼吸になってから発声が楽になり、
スラスラ喋れるようになってきました。
先週、高校受験の面接がありました。
ハッキリ言って本当に不安でした。
個人面接ならまだしも、集団だったので不安そのものでした。
でも、江田さんから教わった腹式呼吸で、レッスンと同じように面接をやったら、少しはどもったものの、上手く言えました。
今週、「合格」の発表がありました。本当に嬉しかったです。
江田さんも驚いて喜んでいました。
これからは、いつでもどこでも自分の考えを上手く言えるように頑張っていきたいです。
(2003年2月8日)
江田よりのコメント:
Iくんは小学生の頃、「胸式呼吸」というものを教えられ、ずっと実行してきたとのことを伺い、唖然としました。胸で息を吸うことは横隔膜を上げやすくし、発語を大変不安定にしてしまいます。正しく話すことの正反対をやってきたわけです。
昨年の11月より高校受験の面接に備えてレッスンに励んでこられたIくん。誰もが緊張する集団面接試験の場で、この3ヶ月間の努力の実を結ぶことができました。
合格の連絡を受けた時、私も「ウッ、ウッ、ウッ、うれしーィ」と思わずどもってしまいましたョ。(笑)
新しい高校生活。 更に良きお話し習慣をご自分のものとしていってください。
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Cさん (福岡県在住 英会話講師 28歳 女性)
「自分らしさを出せることがこんなに素敵で楽しいことなんだと知りました。」
私が吃音で悩むようになったのは、高校生あたりの頃でした。それまであまり気にしていなかったのですが、話をする前からどう言おうかと妙に考えるようになってから、吃音の難発性で悩むようになりました。
けれどその時は友達は全然気にしてなかったですし、もともと友達と話をしているのが好きでしたから、みんなには明るいキャラクターと思われていて、まさか私が内心吃音で悩んでいたとは誰も思っていなかったと思います。
私も最初は「何か今日の自分は変だったな。あれは何だったんだろう?」と思うくらいだったのですが、意識することが多くなるようになり、心にひっかかるようになりました。言葉がつまって言えなかった時はすごく悔しくて、「私は何かの病気なのかも?」とひそかに悩んでいました。勿論、親や友達には言えませんでしたから、自分一人で考え、答えをだせないまま苦しんでいました。
私の場合、吃音を絶えず意識していたというわけではないのですが、たまに忘れた頃にこのような現象がでてきましたので、いつも何か心にひっかかっていました。
私は高校生の時から海外にとても関心があり、「将来はアメリカに行くぞ!」と決めていました。短大を卒業し、アメリカに行くことに決めました。英語力を高めることも勿論目標の一つでしたが、「吃音!この事で悩む自信のない自分を変えたい!」と心から思い、1年間アメリカのテネシー州に留学しました。
留学先で経験したことの中で、彼らも自分の意見を主張する時どもったりするのですが、そんなことを気にもせず、一生懸命伝えている姿を見た時、彼らの器の大きさに感動し、そんな事で悩んでいる自分が小さく思えました。
それから少しずつ自分の思考も変わるようになり、自分に自信が持て、ほとんど言葉でつまることはなくなりました。
帰国してからは、英会話講師の仕事に就き、楽しく仕事をしていましたが、ある時、仕事上の失敗や、上手くいかないことなどがあり、それから少しずつマイナスに考えるようになったのです。
そういう時に私が過去悩んでいた吃音がある形となって現われ、また悩むようになりました。人前で話すことが多くなったり、保護者への電話対応など、不安な点が増えてきました。もうその時はその場から逃げたくて逃げたくて仕方ない気持でした。「なぜ私だけがこんなに苦しいのだ?」とずっと悩んでいました。
その頃あたりから両親にも相談しましたが、私の言っていることが理解できず、何と冷たい親なのかと感じ、自分の思いをぶつけ、喧嘩ばかりしていました。
そんな時、インターネットで江田先生のHPに出会ったのです。最初読んだ時、私と同じ事で悩んでいる人たちがこんなにいるんだと驚きました。江田先生も過去吃音で悩み、そのことを克服されたと知り、この先生ならありのままの自分で、自分をさらけ出すこともでき、また理解してもらえるのではと思い、すぐにメールしました。
先生は次の日すぐ返事をくださり、レッスン日を決め、カウンセリングが始まりました。とても優しく丁寧に指導してくださり、私の気持をよく理解してくださいます。
カウンセリングを受けて1ヶ月が過ぎた頃、新年の集まりで、地域の方々の前(約300人)で朗読をする機会がありました。正直、その2,3日前は、「本当にできるかなぁー」と不安でした。当日、とても緊張しました。ですけど、私はあえて今回のことから逃げることだけはしたくありませんでした。
その日は朗読の前に「明けましておめでとうございます」と挨拶することになっていて、あまりの緊張に、「おめでとう」の「お」が出てこなくて少し間があいてしまいましたが、何とか朗読はゆっくりできました。本当に緊張の限界で、倒れそうでした。
江田先生にその事を話したら、「誰でも人前で緊張するのは当たり前ですよ。緊張して一生懸命朗読している姿は誠実さとして聴衆に伝わるものです」と激励されました。その言葉を聞き、「自分に逃げなかった!すごいぞ!もっと自分に自信を持て!」と改めて思いました。
このカウンセリングで、今までの自分を受け容れられるようになり、自分らしさを出せることがこんなに素敵で楽しいことなんだということを知りました。
これからもありのままの自分をOKとし、自分らしく、そしてもっともっと自分の良さに目を向け、素敵な女性へと少しでも近づけたらと思います。
(2003年1月13日)
※江田よりのコメント:
英会話講師、ハキハキお姉さんのCさんが吃音で悩んでおられたとは、誰も気がつかなかったことでしょう。それ程Cさんはスラスラとお話しなさいます。それだけに焦りも大きかったと思います。
しかし今回のことばの試練を通して、新たにご自分を見つめ直し、今の自分を良しとし、更に自分の良さに目を向けて進んでいく・・・試練を宝にしていくCさんの姿勢はまさにプラスからプラスの生き方ですね。
「素敵な女性に少しでも近づけたらと思います」ですって?何おっしゃいますか、すでに十二分に素敵なレディーですよ! これからも更に心も話し方にも磨きをかけていってください。Take
it easy!
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Kさん (東京都在住 51歳 男性) 「受講生との対談のページ」にKさんとの対談記事が掲載されています。
「ここまでこられたことが嬉しいし、これからの進歩が楽しみだ。」
新しい職場に勤めて8ヶ月半になる。
今、ほんの少し気持が楽になったようだ。
明日は仕事が休みだからということだけではない。
「さわやかカウンセリング」に出会った1ヶ月前頃、
休みの日でも、会社に行くことを思うと、
気持が重かった。胸がつまって、苦しかった。
リストラにあって、51歳で新しい職場に変わった。
ビル管理関係の多くの資格免状と、経験4年と、51歳の履歴書が、
副主任の地位と、若い人達よりもかなり多くの給料を与えた。
給料の少ない若い人が、仕事が良くできた。
今までと同じ職種であったが、
ここの職場の仕事は、ここ独特の難しさがあった。
前の職場は7人で、わりとのんびり仕事をし、
自分の仕事分担を上手にこなし、周りの人達も認めてくれた。
電話や会話でたまにどもったが、今ほど気にしなかった。
新しい職場は23人もいる大きな職場であった。
仕事や人間関係の不安、緊張の中で、たまに出るどもりが、
ますます自分を不安、緊張、自信のない者にした。
電話が特に自信がなかった。
「主任。ホーチキから電話です」と言う時、
ホーチキの「ホ」がなかな出なかった。
「○○ですが、ハロンボンベ室の排気ファンの停止をお願いします」
と言う時、ハロンの「ハ」がどもった。
言えないだろうという言葉を、たくさん自分で思ってしまった。
小山の「お」。浜野の「は」。海野の「う」。オイルポンプの「オ」。
会社を辞めなければだめかとも考えた。
勤めて1ヵ月後に、給料を大幅に下げてもいいから、
副主任の地位を取り除いてくださいと、所長に頼んだが、
頑張れと励まされ、副主任の地位は取り除けなかった。
その事は、家族を支える51歳の男として情けない事だが、
それほど苦しかった。
苦しかったが、一日、一日、会社へ行って、そして帰ってくる。
そんな毎日であった。時が過ぎた。
昔、40年前に通った吃音矯正所が言っていた
腹に力を入れ、腹から息を出す方法や、
しゃべる前に深呼吸をする事に頼って、練習してみた。
その方法で乗り切って来たが、やはり毎日気持が重く、胸に圧迫感があった。
そんな時に、吃音をもっと軽くしたいと思って、
最近覚えたインターネットで「さわやかカウンセリング」を知って、
レッスンを受けた。
腹式呼吸、語尾を少し延ばす事、なめらかに話す工夫、
ゆっくりな朗読・・・。
これらの練習を、安い費用で、電話で70分もお相手してくれるなんて、
とてもありがたい。
みんなが言っているように、
江田先生は、やさしく、そして丁寧にレッスンをしてくれる。
レッスンを受けて1ヶ月が過ぎた。
話し方のお手本を得ることができた。
どもらない職場の人達とは少し話し方が違うが、
さわやかカウンセリングの話し方が、私のお手本である。
職場での電話や会話に、少しずつなめらかな話し方を
取り入れる事ができつつある。
気持もだいぶ楽になってきた。
週に1度、レッスンを受けて、テープで練習すれば
何とかこの苦しさを乗り越えられそうな気がする。
(2002年12月7日)
※江田よりのコメント
リストラの憂き目に会い、新しい職場でことばのストレスを背負いながらの仕事がいかに辛く、孤独なものか・・・。しかし、その中でレッスンが始まり、確実に改善に向けての方向づけが与えられ、Kさんの心に光が差し込んでいます。
そんなKさんの改善への熱意に支えられ、雪深い米沢で電話をとらせていただいています。Kさんの熱意にここの屋根の雪が融けそうです。 (2002年12月8日)
2ヶ月後にKさんからこのような嬉しい便りが届きました。ご紹介いたします。
今の新しい職場で働いて11ヶ月になろうとしている。大学1年と高校2年の息子と、妻と、私の母とともに生活している。新しい職場についてと、その時の気持などについては前回書いた。
さて、「さわやかカウンセリング」のレッスンを受けて3ヶ月半になる。レッスンでは発語不安は全くない。朗読などは気持ちよく上手にできる。少し語尾を延ばし、息継ぎも腹式呼吸を採り入れ、本当に気持ちよく楽しくできる。
江田先生もおっしゃっているように、目的はレッスンが上手になることではない。レッスンで学んだことを、職場や普段の生活で実践して、そこでなめらかに話しをすることである。
語尾を延ばし、腹式呼吸を会話の中に採り入れることにより、会議の報告や日常の会話、また業務電話など、見ちがえる程、なめらかに話せるようになってきた。
けれど、たまに力んでしまう時がある。「○○さん。日立電線の石川さんから電話です。」の「ひ」がつまった。○○さんと日立の間を意識してしまって、なめらかに続けられなかった。「日立」の前で息を入れてもいいのだが、自然な呼吸ができなかった。だいぶ気持があわてて、うわずっていた。
まだこのように時々うまくいかない時があるが、めげてはいられない。「今度は滑らかにフッとお腹で息を吸えるようにやってみよう」とその都度思っている。レッスンとテープ、そして実践することで、失敗の数を減らすことができると思うし、実際上手くできるようになってきている。
自分でもここまでこられたことが嬉しいし、これからの進歩が楽しみだ。
(2003年2月8日)
※江田よりのコメント:
レッスン開始後、約3ヶ月目で「会議の報告や日常の会話また電話など、見ちがえる程なめらかに話せるようになってきた」ことは、Kさんのひたむきな改善意識と実践努力の積み重ねの結果です。
失意のどん底にあった半年前のKさんが、今を喜び、将来の更なる改善をはっきり心に描いておられます。
人生は晴れの日ばかりではなく、雨あり、風ありです。けれども雲の上にはいつも太陽が輝いていることを、Kさんのように忘れないで進んでいきたいです。
(2003年2月9日)
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Hさん (神奈川県在住 19歳 男性 会社員)
「レッスンを始めてまだ4ヶ月足らずですが、だいぶ自信がついてきました。」
私は小学校3年生ぐらいからどもりで悩んできました。原因や初期症状は覚えていませんが、この事で学生時代はとにかく苦労しました。
自己紹介、本読み、挨拶など、しゃべることに関しては常に苦痛を抱いていました。この世の中、一生しゃべらずに生活する訳にもいかず、ストレスが溜まったり、自分が嫌になる毎日でした。
テレビドラマなど見ていると、俳優さんにとってはただしゃべっているだけなんでしょうけど、私には羨ましい限りです。何で私だけどもるのかと親に問いかけると、答えは決まって「ゆっくりしゃべれば大丈夫」でした。親も結局は他人で、どもりの人の気持はどもりの人しか分からない、そういう気持になりました。
どもりも時間が解決してくれるもんだと思っていたのですが、現実はそうもいかず、いつしかどもりを治すことが私の夢になっていました。
江田先生との出会いは突然やってきました。どもりが治る気配もなく、あきらめかけていた時、偶然、江田先生のHPを見つけたのです。
そこには、私の他にもどもりで悩んでいる人達の体験談があり、私と同じ様な症状、悩みをもっていて、今まで会った事もないのに、何故か昔からの友達だったかのようなそんな気持でした。江田先生も昔はどもりだったと聞き、この人なら理解してくれるだろうと信じ、あきらめかけていた夢に向かってまた努力する日々です。
このレッスンを始めてまだ4ヶ月足らずですが、だいぶ自信がついてきました。しゃべるのが好きなので、いつかこの夢が叶ったら、芸能界にでも入るつもりです(笑)。
江田先生、これからもよろしくお願いいたします。
(2002年12月7日)
※江田よりのコメント:
Hさんは独立心旺盛な19歳の青年。今はコンピュータ管理の現場で働いておられます。
レッスンを受けて4ヶ月程ですが、上司や外部との電話業務連絡をちゃんとこなせるようになり、心の中で「だいぶ自信」がついてきたところです。
もともと話で人を笑わせることが好きなHさんですから、もうじき吉本興業にスカウトされるかもしれません(笑)。
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Kさん (北海道在住 50歳 女性 病院勤務)
「諦めなく良かったと痛感しています。」
私は物心ついた頃から吃音に悩まされていました。両親も心配しておりましたが、為すすべもなく、ただゆっくりと話しなさいと言うのが精一杯の様でした。高校に入った頃から少しづつ改善され、周囲からは時々発音が悪く、どもる程度ご思われていたようでした。
そんな時、友達から放送部に入ろうと誘いがあり、不安はありましたが発音練習から始めるとのことで、吃音が緩和される良い機会になるのではないかと思い、入部しました。その甲斐があり、吃音も大分改善され、文化祭では朗読大会のクラスの代表に選ばれてしまいました。その時はかなり悩みましたが、会場には何百人がいたとしても全員が聴いている訳はないだろうと気持を楽に持つことにしました。感情を込めた朗読など出来ませんでしたが、読み終えたという充実感を得ることができました。あまり考えすぎず、とにかくチャレンジするということの大切さを体験したことは、私にとって大きな前進となりました。
それから数年経ち、就職しました。仕事では電話のやりとりは欠かせません。ですが、自分の名前を言おうとすると声が出ないのです。名前の代わりに職場名を告げることでなんとかすごしてきました。
自分の名前が言えないという、本当に辛い毎日でした。職場だけではなく、日常生活も不便でした。友達にも電話することが出来ず、予約制の病院にもかかれないことなど、情けない気持で一杯でした。
そんなある日、同僚の電話の話し方を聞いていて、同じ様に真似てみたところ、信じられないほどスムーズに自分の名前が言えたのです。十数年も悩み続けてきた事から解き放たれ、夢のようでした。
ところが、昨年の10月頃、何気なく、「前のように名前が言えなくなってしまったらどうしよう」と思ってしまったのです。その途端、本当にその事が現実になってしまいました。
精神科に受診しましたが、そのような患者さんは扱ったことがないので治療は出来ないと言われました。目の前が真っ暗になり、仕事を辞めることも考えたりしました。
そんな時、インターネットで江田先生のことを知り、それこそ藁をもつかむ気持でメールしてみました。すると、先生からすぐに電話をいただきました。これからのレッスンの打ち合わせの電話でしたが、とても親切に丁寧に説明していただき、お話しているうちに、まだレッスンを受けていないのに、なにか心が軽くなり、治るという自信さえ湧いてきました。本当に救われた気持でした。
カウンセリングを受けて3ヵ月が過ぎましたが、今ではほとんど詰まることなく、名前も言えるようになりました。レッスンを受ける前は10分ほど話をしただけでも疲れていたのですが、今では一日中職場で話をしていても、とても楽になりました。
今回、諦めかけていた時、こんな言葉を思い出しました。
「何か困難な事に打ち当たった時、どうしたら逃れられるかと考える人と、どうしたら解決出来るかと考える人がいる。前者を選択した者は何も進展しない。」
私は、このままではいけない、なんとか解決しなくてはと思い直しました。そして、今、とても信頼できる江田先生と出会うことが出来たことに感謝しつつ、諦めなくて良かったと痛感しております。
(2002年11月26日)
2日後、Kさんからこんなうれしいメールをいただきました。本人ご了解のもと、掲載させていただきます。
今日、病院の避難訓練がありました。年に2回行っているのですが、事前放送があり、私が担当することになりました。原稿は今日渡されましたので、ぶっつけ本番でしたが、放送後、「デパートのアナウンスを聞いているみたいだね」って言われました。ヤッター!って感じです。先生のレッスンのお蔭です。ありがとうございました。
※江田からのコメント
Kさんの引用された「何か困難に打ち当たった時、どうしたら逃れられるかと考える人と、どうしたら解決できるかと考える人がいる。前者を選択した者は何も進展しない。」ということばは胸にビーンと響いてきます。
Kさんのように、精神科でもお手上げ状態にあっても、名前が言えない今の状態を嘆くのではなく、改善の可能性を探していくプラスのエネルギーにチェンジしていく人になりたいものです。
避難訓練のアナウンスの感動は今もなお青春真っ只中といった感じですね。そういえば、私もKさんと同じ50歳。Kさんが文化祭で全校生徒の前で朗読をしていた時、私は文化祭でエレキバンドを組んでバンバン弾いたら、3日間ほど女の子の熱い視線を感じたものでした・・・。あの時は自分が吃音であることを完全に忘れたひと時だったなぁー・・・・33年前の郷愁です。
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Mさん(32歳 主婦)は、言友会(吃音者の全国的自助グループ)の会員です。そのMさんの「電話カウンセリング&レッスン」の体験談が福岡言友会機関紙(2002年11月号)に掲載されました。ご本人の許可をいただき、全文を紹介いたします。
「只今、電話で吃音カウンセリング体験中」
月2回ほど、私はカウンセリング先へ電話をかける。この時点で、もうカウンセリングは始まっているのだ。ドキドキしながらプッシュボタンを押す。すると、のびやかな声で「はい、Sクリニックです。Mさん、こんばんは」と先生のほうから話しかけてくれる。この時は、「自分から名前をいわなくちゃ」というプレッシャーから解放される。電話をかけることが大の苦手。でも克服したい私。学生サークルの同窓会の席で「あなたからの電話、なに言っているのか分からなかったわ」と10年前ことをみんなの前で指摘され、さすがに落ち込んでいた私に、言友会の仲間が偶然(?)ネットで見つけて私に教えてくれた。
S吃音カウンセリング。レッスン料一回70分2000円(※12月より2500円に改訂)プラス電話料金。民間療法にしては良心的なお値段だ。しかし所在地は山形県。まだ暑い時期、私が半袖シャツで電話をしていた時、先生は「ちょっと冷えてきたから上着を持ってきます」と言っていた。そんな会話から距離の遠さを実感し、来月の電話料金請求が怖くなるのだ。
そこで全国どこでも3分20円のフュージョンコミュニケーションズに加入した。今まで一回1500円かかっていた電話料金が3分の1に抑えられるようになりうれしい。内容はカウンセリングというより、レッスンだ。
発声練習から始まり、テキストに書かれてある文章の朗読、そしてさまざまな場面を想定しての会話ロールプレイイングだ。自分のもっとも苦手とする電話がけ練習もさせてもらえる。練習とわかっていても緊張する。でも何度も練習するうちに慣れてきた。
途中でつっかえると、「ここはこのように発音すると楽ですよ」と先生のアドバイスが入る。先生ご自身も過去に吃音で悩んだ経験を持つ。でも、そのなめらかな話し方からはどても想像できない。吃音の苦しみを分かってくれるのは心強い。
しかし、かつては自分の吃音を治すことをあきらめ、受容しようと心がけてきた私が今さらどもらないようにレッスンすることに今でも葛藤がある。しかしレッスン後しばらくは、話す前の独特な予期不安がやわらいでくる。予期不安をコントロールすることは、吃音改善の大きなポイントなのだろう。レッスンはしばらく続けてみるつもりだ。
言友会ではみんなから、吃音関連情報と勇気と元気をもらっている。電話レッスンでは、楽に話すテクニックを習得中。吃音に限らず試行錯誤の日々だ。答えは一つではないと思う。これからもいろんなことを体験して、多くの人と情報交換したい。皆様の情報、お待ちしています。
(全文掲載)
※江田よりのコメント:
「かつては自分の吃音を治すことをあきらめ、受容しようと心がけてきた私が今さらどもらないようにレッスンすることに今でも葛藤がある」とMさんは正直に胸中を明かしておられます。
さわやかカウンセリングの指導モットーは「右手に受容、左手に改善」です。吃音を持っていることを肯定的にしっかり受けとめていくこと(受容)、そして具体的に話し方を前向きに高めていく姿勢(改善)は何ら矛盾することではありません。「受容」と「健全な改善努力」は車の両輪のごとく、人生を前に進ませます。
半年後のMさんの更にさわやかなお話し具合を伺うのが今から楽しみです。
3ヶ月後にMさんからこんな嬉しいお便りをいただきました。
先日、学生時代の合唱サークルのOG親睦会をすることになった。
何とその司会進行を引き受けることになった。
今までの私だったら、あれこれ理由をつけて断ったに違いない。
しかし、やってみようという気になったのは、さわやかカウンセリングの電話のレッスンのお陰かもしれない。
当日、参加者20名の前で、知っている人も多いとはいえ、
改まったことを話すのは緊張した。
でも、レッスンで学んだように、第一声をなめらかに出すことを実践した。
無事、なんとか役目を果たすことができた。
私はもともと話すのは好きなほうだと思っている。
しかし、声がまた出なくなったらどうしようかという不安感から、
今まで人前で話す機会を避けていたのだ。
今回、やってみて本当によかったと思った。
ふと「楽しかった。またやりたい」と思った。
話すことでこんな気持になれたのは、久しぶりではないだろうか。
自信がちょっとだけ芽生えた。
その数日後、今度は子供の小学校の授業参観。
思いがけず、担任の先生が、「保護者の皆さんも、ひと言づつメッセージをお願いします」と言われた。
ドキドキしながら自分の順番を待った。そして自分の番がやってきた。
多少とぎれとぎれになりながらも、自分の名前と、言いたいことを伝えることが出来たと思う。
レッスン中、江田先生から「かすり傷を負う勇気をもってください」とよく言われていた。
話そうとする前に、またどもったら嫌だなという気持が先に立って、話すことから逃げていた。
けれど、逃げないで向かえ合えば何かがつかめるかもしれない。
これからも、レッスンで身につけたことを活かすべく、生活の中で話す場面をチャンスとしていきたい。
(2003年3月3日)
※江田よりのコメント:
Mさんはレッスンでは非の打ち所のない完璧なお話をなさいます。しかし、レッスンの枠の中だけでのお話し意識から抜け出し、実際のお話しの現場に挑戦していく姿勢は、「お嬢様」から「肝っ玉母さん」への華麗なる?変身です。少々のかすり傷は名誉の負傷。Mさんのようなお母さんの姿に接している子供さんは幸せです。(2003年3月4日)
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ある受講生(会社員、女性)からのメールです。ご本人のご了解のもと、ご紹介させていただきます。
先日はありがとうございました。最近ずっと職場での電話のことで精神的にぐったりしていたので、お話することができて本当によかったです。
レッスンの次の日、早速練習した言い方で電話を受けてみました。言うことはできるのですが、それでもひっかかったらどうしよう、本当に相手に正しく聞こえるのかなぁという、電話への恐怖感と緊張感がありました。これからもいろいろ試してやってみます。
江田先生もおっしゃっていましたが、私はひとつひとつの言葉をはっきり話すということより、流れをつかむ話し方を身につける練習が必要であると感じました。だからと言って、早口にならないように気をつけないといけないですね。
言葉でこんなに精神的に疲れ、ストレスになるとは思ってもいませんでした。あの時、勇気を出して江田先生のレッスンを受講してよかったなぁと本当に思います。これからもどうぞ宜しくお願いいたします。
※江田よりのコメント:
Oさんは今まで吃音意識が全く無かったのですが、ある時期から職場での電話応対が気になりだしました。事務所の雰囲気、仕事上のストレスなど、何らかの外的要因により、ずっと過去(小学生)にさかのぼる上手く話せなかったという忘れかけた体験記憶が、今になって意識の中に浮上してきたのかもしれません。
これからもレッスンの中で適切な話し方を体で再認識していただき、外的刺激のある中でも確実に話をなさるご自分のイメージを取り戻されますことを信じています。
(2002年11月21日)
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Jさん (東京都在住 25歳 女性)
「吃音と前向きに付き合い、様々なことにチャレンジしていきたいです。」
私にとって会話をすることは非常にストレスのかかることでした。話そうとする一語一語のことが常に頭にあり、どもりという不安・恐怖にいつもおびえていました。私は特にタ行がどうしてもうまく言えなかったので、言いやすい言葉に置き換えて話すことばかり考えていて、とても会話の内容には集中できない状態でした。みんなはどうやって普通に話しているのだろう?口の中で舌をどのように動かしたらいいのか?・・・本当に話し方がわからなくなって悩む日々でした。言いたいことがあるのに黙っていたり、話してもうまく伝えられなかったりするのはとても悔しく、涙が出るほど辛いものです。
その症状が顕著に表れたのは社会人になってからです。短い世間話とかならまだいいのですが、会社内の決まりきった言葉、あいさつがどもるようになり、特に電話対応が苦痛でたまりませんでした。極度の緊張と不安から電話を取り次ぐだけのことでも、自分でも変に思うぐらいどもりが止まらないのです。本当に毎日が辛く、それがピークに達したのは9月23日の連休の前でした。
何かに助けを求めたい一心でHPを検索していたらこのページが目に留まったのです。どもりに関しては今までいくつかの方法で試したこともありましたが、どれも思うようにはいかなかったことから、どうにか克服したいと思いながらも半ばあきらめていました。しかし今のこの状態から脱出したい、連休明けの会社のことを考えると辛く、また連休中のこの憂鬱な気分を少しでも和らげたいという思いですぐに電話をしました。
先生は私の連休が終わる前に始めたいという無理を快く聞いてくださり、すぐに始められるようにとテキストを速達で送ってくださいました。先生が吃音体験者ということもあり、私の辛さを察してくださり、今までと違うものを感じました。どんなにか救われたか、本当に感謝しています。
それから約一ヶ月半、7回のカウンセリング&レッスンを終え、少しずつではありますが私の長年の話し癖、習慣が変っていることに自分でも驚きます。回を重ねるにつれ、会社でも話すのが楽になっているのを実感できます。
私の話し方は、体・口・舌すべてに力が入りすぎていたのです。タ行は本来ならば軽いタッチで話す語なのに、力みすぎてなかなか発語できず、そうしていつの間にか他の言葉までタ行化してしまい、一語一語意識しなければ話せない状況に陥っていたのです。一語一語はっきり話す癖のある私に、先生は「流れるように話す」指導をしてくださいました。こんなに力の抜けた、自分にとって間が抜けていると思えるような話し方で良かったのかと、初めは戸惑いがありましたが、今は少しずつ感覚がつかめてきている気がします。なんといっても心強いのは、私が苦手とするタ行の楽は発語のし方を、一緒になって試行錯誤してくれることです。
もともと人と接するのが嫌いでなかった私は、接客の仕事も何度かしました。しかし好きな仕事も話すことに限界を感じ、辞めたこともあります。最近は人との交流も話すことのわずらわしさから避けてきた部分もあると思います。
しかしこれからは、吃音と前向きに付き合い、今まで話すことの不自由さから制限されてきた様々なことにチャレンジしていきたいです。いつか話すことを心から楽しんでいる自分を心に描きながら、週一回くらいのペースでレッスンを続けていきたいと思っています。
(2002年11月8日)
※江田よりのコメント:
Jさんの体験談を読ませていただくと、吃音のために言いたいことがその場で言えない、自分の思いが正しく伝えられない悔しさ、辛さが、身にしみて伝わってまいります。
職場で緊張感を覚えつづけていると、それがことばに表れ、実際にことばがつまり出すと言い知れぬ不安感と圧迫感に悩まされるものです。Jさんは緊張感がことばの硬さに表れ、一語一語力んで話すことが習慣になってしまいました。
7回のレッスンを通して少しずつ、けれど確実にことばの柔らかさを取り戻しつつあります。これからのレッスン展開に期待しています。
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受講して4ヶ月目になるSさん (兵庫県在住 36歳 男性)のうれしい体験談です。
このレッスンを受講して4ヶ月目になります。受講のきっかけは、人前で話す機会が増えたことです。
もともと、たいへん早口で、せっかちなしゃべり方をしてきました。学生時代から友達に
早口だとよく言われたものでした。ですが、今までそんな指摘を受けても、余り気にとめることもありませんでした。
ところが、年とともに人前で話をしなければいけない時がどうしてもあります。ゆっくり落ち着いて話そうと思っても、ついあわてて話そうとしてしまいます。それに口に力が入ってしまい、言葉が引っかかって上手く出てこないのです。普段でもどもる時が時々あるのですが、こんな時は引っかからない様にと思えば思うほどどもってしまいます。
そんな時、ホームページで「さわやかカウンセリング」を見つけました。始めのうちは、やはりごつごつとしたしゃべり方しか出来ませんでした。しかし、レッスンの中で、言葉のつなぎ方、息づかいなどを教えていただき、最初の頃に比べはるかに余裕をもって話せるようになりました。早口も大分改善されてきたような気がします。まだ注意をしないと言葉が引っかかることもありますが、以前のような発語の不安はほとんどありません。
人前で堂々と話が出来る日を楽しみにレッスンしていこうと思っています。
(2002年11月6日)
※江田よりのコメント:
Oさんとのレッスンは6月29日(2002年)にスタートしています。今まで約4ヶ月間、レッスンでの発語感覚を日常生活にすり合わせていく努力をコツコツとなさってこられました。
レッスン開始時はお見事というほどの「早口のプロ」でしたが、今は意識しなくても標準スピードで話せるまでの良きお話し習慣を築いておられます。
吃音体験者ならおわかりと思いますが、発語不安が一時的でなく、常にほとんど無くなるということはスゴイことなのです。
内心、人前で話をしたくてウズウズしている、そんなOさんの気持が電話の向こうから伝わってきます。
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京都府在住のTさん(29歳 男性)から届いたメールです。
先生のレッスンを受けてから、だいぶ楽に声がでるようになりました。母音が以前は大変でしたが、前の語とつなげて話すと、とっても言いやすいと感じました。
電話でのマンツーマンの指導をしてもらっているので、アドバイスも適切ですし、何よりも前向きに吃音と向かえあえます。後は実践でのすりあわせによる心地よい会話の積み重ねであると思いました。
これからもレッスンを受け、確かな発語感覚を固めていきたいと思っています。
(2002年11月3日)
※江田よりのコメント:
Tさんはレッスンでは大変スムーズに話されますので、レッスンの中でも「話し方教室」のように様々なスピーチ例などを材料にして人前でお話する練習を重ねています。吃音改善に向けて「実践でのすりあわせ」意識ほど大切なものはありません。どのような場面でも対応できる「確かな発語感覚」を更に固めていってください。
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Mさん (大阪府在住 会社経営 41歳 男性)
「新たな目標を見つけました。」
私は小学3年頃から、緊張すると声が出なくなり、自分の名前すらも言えなくなる発語不安に陥りました。国語の朗読の時、上手く読む事が出来ず、友達との会話も満足に出来なくなり、その頃から学校に行くのが嫌になりました。
中学に入学してからは、親や教師に反抗して家出したりするなど、家族に心配ばかりかける日々でした。
中学を卒業後、社会に出て仕事に就きましたが長続きせず、八百屋、露天商見習い、土木作業員、トラック運転手など、様々な仕事をしました。
18歳の頃、今の家内と知り合い、その時「私の人生はこれで良いのかな?」とふと考えました。そして会社の社長になるという目標を持つようになりました。それからは一生懸命働き資金を貯め、25歳には念願の株式会社を設立するまでに至りました。今思うと、あの時会社設立の目標を持たなかったら、発語不安、吃音のことばかり考えるだけの寂しい人生を送っていたに違いないと思います。
先月、江田先生のHPを初めて拝見しました。そこで長年諦めていた、発語不安と吃音が改善されると知り、その日直ぐに電話を入れ、江田先生とお話しをしました。親切に応対していただき、トライアルレッスンを申し込みました。
初回のレッスンで腹式呼吸や息継ぎの仕方を教えていただきました。その翌日、会社でトライしたところ、なんと発語不安が無く、スムーズに会話が出来、驚きました。
2回目のレッスンで江田先生が、朗読や会話の最中に「鼻で息継ぎ」をする私の悪い癖を指摘してくださいました。たったこの2回のレッスンで私にとっては凄まじい進歩です。
私は仕事で、役職柄1日数十人の方々とお話しをする事もあります。今までは、私の吃音で会話に時間がかかり、相手の方に迷惑をかける事もありましたが、今後は自分のためのレッスンというより、相手の方を思い迷惑をかけないようにするためという意識を持って、江田先生とのレッスンを続けていきたいと思います。
今ここに「吃音完治」という新たな目標を見つけることができました。
(2002年9月27日)
※江田よりのコメント:
Mさんは50名以上の従業員を擁する会社の社長さんです。今年度30億円の売上目標をかかげ、また平成17年には株式の店頭公開という目標に向かって準備をしておられます。
ご苦労なさって今のお立場を築かれたMさんの人情味溢れる温かいお人柄が電話を通してジーンと伝わってまいります。
お話を伺うと、会社経営の重責の中でのスピーチのレッスン、更に大学で勉強をしておられるとのこと・・・前向きに学んでいかれる姿勢にただただ頭が下がります。何事にも目標を決めて進まれるMさんです。吃音改善の目標に向けて、コツコツと確実に進んでいかれることでしょう。
立場上、人前でのスピーチ、会合でのお話しの依頼が多くなってきておられるとのことですが、会社での訓話、企業家としての講演など、お話しの面でこれまで以上のご活躍をサポートさせていただけることは、私にとって大きな喜びです。
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Kさん (東京都在住、大学3年生、男性)
「徐々に話し方を改善していきたいと思っています。」
私は中学2年の頃から吃音に悩んできました。文化祭で劇をやったのですが、その劇の練習中に、ふと「この台詞が言えなかったらどうしよう」と思ってしまい、どもるようになってしまいました。言葉の出だしで力んでしまい、話している時に途中で止まってしまうことが目立ち始めました。
現在大学3年ですが、以前から話し方の改善をしたいと思いつつも、中々実行できず仕舞いでした。
今年の5月、江田さんのこのHPを知りました。そして、電話でのレッスンで改善できるかもしれないと思い、8月にこのレッスンを始めました。
まだ始めて日は浅いのですが、話す時は鼻からではなく口から息を入れ、肩の力を抜いて楽な気持で話すことを教わったところ、意外と速いペースでテキストが進んでしまい、自分でも驚きました。普段の生活でも、言いにくい時、「こういう時はこんな具合に話せばいい」と思い出していくように心がけています。このレッスンを始めてから、以前よりも吃音が少し減りました。
「レッスンで楽に言える」と自信をつけ、徐々に話し方を改善していきたいと思います。
(2002年9月24日)
※江田よりのコメント:
Kさんが心しておられることは、日常生活でのすり合わせです。レッスンでは、吃音を持っておられることを全く感じさせない程、楽にお話しをなさいます。
「レッスンのためのレッスンではない」ということを、Kさんはしっかりと認識しておられますので、日常生活のさまざまな場面でレッスン感覚で話すことを意識し続けています。この調子で続けてください。
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匿名希望
「電話カウンセリング&レッスンを」を始めてから1ヶ月経って」
ドモリとは、機能的に病気なのか、精神的に病気なのか、あるいは単に癖なのか?でも癖にしては精神的負担が大きいと思います・・・自分でもハッキリわかりませんが。見た目じゃわかんないし・・・。医学的な治療方法・研究も進んでいるとは言えず(いろんな分野から研究されていますが)、確実なものは未だ発見されていないのが現状ですね。1%がドモリらしいですが、普段そんな人とも会いません。
「どもり治ります」とか、巷で目にしますが、それも何か怪しい。おまけに数回で何十万の治療費とは。
そもそも私の吃音現象は浮き沈みがあって、浮いてきてしまっていた時、ネットで”どもり”を検索し、多くのHPを見てから、このページに戻りました。
そして、レッスンを受けることにした理由として:
@料金がかなり安い。
A電話での自宅レッスン(表情、からだの動作など細かい点が見えないのが残念・・・)しかし、
B先生が元吃音者(だったので、細かいところや状況説明、それから気持ち的に安心できる。《共感意識》)
Cホームページが詳しく分かりやすく説明されていた事。
1回目のレッスンで受けた印象として、先生がものすごく丁寧にレッスンしていると感じました。最初発声練習あいうえお・・・それから簡単な文の朗読(最初は普段の自分のテンポより遅く、また言葉遣いの違いからか違和感を感じました)。そんなに難しいことではなかった(時間はかかるけど、着実で現実的であった)ので続けて試してみることにしました。(ちなみに1回受けるだけでも価値はあると思います)
そんな調子で最初に送られてきた練習用テープで発声し(できたらシリーズか作っていただきたい)良い方向に向かっていると感じています。
コミュニケーションは、テンポや間がスムーズでないと、うまく伝わりません。そして、いくら内容が良くても、別の方向へこぼれ落ちてしまうような気がします。これは、普段話している側、そして聞く側として感じています。しかしこれらの問題を全てドモリのせいにして仕舞うのも疑問に感じます(楽ですけれど)。
これからも気長に続けて行こうと思います。
(2002年9月23日)
※江田よりのコメント:
吃音治療の看板を出して改善とは言えない治療費をとるウソ広告についての意見など、私が日頃言いたいことをずばり言ってくださり、読んでスッキリしました。 「いやな吃音は短期間で集中的に治しましょう」なんて見ると、ウソもいい加減にして!と言いたくなります。
「電話カウンセリング&レッスン」はトライアル(お試し)レッスンが2回だけですので、3回目からの継続はすべて利用される方々のご自由です。現在、特別な事情を除いて、殆どの方が自主的にレッスンを継続なさっています。「続ける価値があれば続ける、その価値がなければやめる」という利用する方々の賢い判断にすべてお任せしたこのシステムでスタートさせて頂いて良かったと思っています。
「これからも気長に続けて行こうと思います」・・・その通り!吃音改善に焦りは不要。このことばを受講生からいただくだけで本当に嬉しいです。
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Yさん (愛知県豊橋市在住、会社員、女性)
「自分自信が成長しているんだと思いました。」
Part | (2002年6月19日)
私がどもるようになったのは、小学校3年生の国語の本読みの時からです。出だしで「そ、そ、そ」となってしまい、自分では全然気にならなかったのですが、隣の席の子がボソッと「そ、そ、そだって」とつぶやいたのがとてもショックで、それ以来「またあの時みたいになったらどうしよう」という思いに悩まされました。こんな些細な出来事から、私の苦しい吃音生活が始まったのです。
でも学生生活では、そんなにどもらず、私が吃音者だということに気付いている人はいませんでしたし、私もしゃべることに今ほど不安はありませんでした。しかし社会人になり、いろいろなストレスがあり、落ち込んでいる時に、また吃音が始まってしまったのです。
それは電話で自分の名前が言えなかったのです。それから電話が怖くて、誰にも電話ができませんでした。もし違う名前だったらと思い、人の名前を意識しているうちに、今度は人の名前でも一度言えないことがあると、それも言えなくなってしまいました。名前を頻繁に言う仕事だったので、それがストレスで辞めたこともあります。
もし吃音じゃなかったら、生きるのがとても楽だし、やりたいこともたくさん出来ると思うと、「なぜ私だけ・・」と落ち込みました。心理療法も1年ぐらい受けましたが、ダメでした。きっと心のどこかで、こんなことをしても治るはずがないと思っていましたし、カウンセラーの人に対しても、「あんたに何がわかるんだ」という思いがあったのだろうと思います。
結婚して姓が変ったら大丈夫だろうと思っていたのですが、今度は今の苗字の方が言えなくなり、名前が言えないからと離婚を考えたこともあります。
これからも一生私は吃音に苦しむのかと思っていた頃、江田先生のホームページを見たのです。名前が言えない人なんて自分ぐらいのものだと思っていたのに、江田先生も以前は名前が言えなかったというのを読んだ時、この先生なら信頼して相談できると思ったし、私の吃音も治るかもしれないと思って、カウンセリングを申し込みました。
最初は電話が苦手な私が、電話カウンセリングなんてできるのかと不安でしたが、先生のほうから話してくれたので大丈夫でした。
ロールプレイで言葉が出ない時でも、先生はすぐに気づいてくれて、「こういうふうに言えばいいですよ。」などとアドバイスをしてくれます。そのとおりに言うと言えるのです。言えないと思っていた単語もこんなふうに言えばいいのかと、とても参考になります。
レッスンは週に1度で、レッスンのない日はテープを聞いて練習しています。朝や仕事の準備をしている時に、発声練習もしています。
レッスンを受け始めた頃、話をするのがとても楽になり、友達に電話をしたときもスムーズに名乗れたので(先生のアドバイスを守って抑揚をつけて言ったため)、私はもう治ったのかもと思って練習を怠けていたら、また少しどもりが出るようになってしまいました。以前はそんなことがあったら、もうダメだぁと落ち込んでしまいましたが、今は自分を客観視でき、「今は肩に力がはいっていたぞ」とか「抑揚をつけて言えなかったな」などと反省し、次へのチャレンジにつながっています。
仕事で電話の取次ぎが多いので、以前は電話に出るのが苦痛でしたが、今では練習のチャンスと受けとめて出るようにしています。言いにくい会社名を言う時、「この名前は言えないかも」と思ったとき、「先生のアドバイスのとおりに抑揚をつけて言えばいいんだ」と思って、スムーズに言えた時はとてもうれしかったです。先生に報告したら、先生もとても喜んでくれて、うれしさも倍でした。言える事のうれしさを分かち合えるなんて、うれしいですよね。
レッスンを受けてから話すことがとても楽になりました。以前はいつもしゃべる前に、「この言葉は言える」「これは言えない」と考えてばかりで、「言えないけど言わなきゃ」と話すことがストレスでした。
今は話すことが治すことだと思っています。うまく言えるとうれしいし、どもっても「じゃ次はこんなことを注意して言ってみよう」と思っています。
これからも毎日練習をして、たくさん話して「言えた!」という体験を更にたくさん持ちたいです。そんな少しずつの積み重ねが改善につながっていくと信じています。
Part ||(2002年8月30日)
電話カウンセリングを受けるようになって、3ヶ月ぐらいになります。やはり一番変ったのは電話をかけることだと思います。
以前は電話が大嫌いで、電話をかけなければならない時は、すべて主人にやってもらっていました。でも今では、自分のことはもちろん、家の用事は私が電話をかけるようになっています。誰かの家に電話をして、すぐに名乗らなければいけない場合はまだ気持の面で抵抗がありますが、後から名前を聞かれて名乗るという場合は抵抗がありません。
以前は自分でどうしても電話をかけなければいけない場合、何度も電話機をもって練習し、それでも勇気が出ないと、「別に今日じゃなくてもいいんだし・・・」とか「もう時間が遅いから・・・」などと自分に言い訳をして先に延ばしたりしていました。電話をかける時は、恐怖と緊張で他のことが何も考えられない程でした。
でも今は電話をかけようと思うとすぐに実行できるし、何よりも「私が電話をしておきますよ」と言って、自分で率先して電話をかけるようになっています。
通販で注文する時は、ハガキでも注文できるのですが、電話で注文したいなと思うようになり、電話注文を普通にしています。以前なら迷わずハガキですよ!
先生にこの意識の変化を話したら、すごく喜んでくれて(私以上に喜んでくれました)、うれしかったです。私も少しずつ確かに話すことで成長(?)しているんだと思いました。 これからもカウンセリングを続け、自分の成長を先生とともに確認できたらいいなと思っています。
※江田よりのコメント
Yさんとのレッスン記録を見ますと、今年5月15日に1回目がスタートしています。今まで週1回のレッスンを続けてこられ、9月からは隔週となります。
以前はご自分の姓が言えなくて離婚まで考えたというウソのようなホントの心境の持ち主でしたが、レッスンをさせていただいている私にとって、このような改善の報告をいただき、本当に嬉しいです。
Yさんはレッスン体験を職場でご家庭で積極的に活かし続けておられます。
以前の恐怖感情と「この話し方で話せるんだ」という発語イメージの相克する二つが心に共棲しているのが今のYさんの状態ですが、これから更に正しい話し方の積み重ねによる自信(発語イメージ)が確立されていくことでしょう。
たかが電話、されど電話・・・電話に限らず、以前はとてもできないと思われていた障害が崩されていく有様を共有させていただけることは、涙が出るほど嬉しいです。
これからも話すことをどんどん楽しんでください。
(2002年8月31日)
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Aさん (神奈川県在住 24才 男性)
「新しい自分を発見し、自分に自信をもっていきたいと思っています。」
私はどもりで悩んできました。学生時代はさほど悩んでいなかったのですが、社会に出ると、やはり様々な場面で障害になってきます。
これまで催眠療法、言葉教室、呼吸法、発声法など色々な形で解決策を行ってきたのですが、これといった効果はありませんでした。
そんな中、江田先生のHPを見ました。私がレッスンを受けてみようと思った理由として、
○レッスン料が良心的であること。
○吃音者には苦手な電話を通してのレッスンであること。
○マンツーマン・レッスンであること。
などがあります。
私はしゃべる時、呼吸の途切れが多く、「今日はとてもよい天気ですね。」のような短い文でも、「今日は・とてもよい・天気ですね。」と、3度も息継ぎをしてしまいがちです。これもどもる原因のひとつだと思います。
レッスンを通して、言葉を丸く言う、長い文でも一呼吸で「楽に話すコツ」を教えていただき、実際に楽に話すということを実感しました。この感覚を体に覚えさせ、それを普段どもりそうになった時に「楽に話せる自分」を出せればいいのです。
まあ、それが吃音者にとって簡単とはいえないところですが、それでも「楽に話すコツ」が一つの確かな自信になっています。
レッスンを重ねつつある進行中で、実践の場ではまだまだ戸惑うことが多いのですが、更にレッスンを通して、新しい自分を発見し、自分に自信を持ち、吃音意識を少しでも軽くしていきたいと思っています。
(2002年8月15日)
※江田からのコメント
Aさんは私との会話では全く問題のない話し方で話されます。恐らくAさんと接する方は、Aさんが吃音をお持ちであることは気付いていないだろうと思います。
しかし、「表面的に問題がないこと」イコール「話し手がストレスを感じていない」、ということにはなりません。
仕事での将来の働きを考え、更なる改善意識をお持ちのAさんにとって、このレッスンが確実な実を結びますよう、私も精一杯させていただきます。
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Nさん (福岡県在住 23才 男性)
「自分自身の新たなスタートと思っています。」
Part |(2002年7月29日)
私は小学校3年の時から、言葉がつまったり、どもったりしていました。その時はさほど気にはしていませんでしたが、国語の授業の本読みで、一人で皆の前で本を読んだ時に、緊張もありましたが、喉(のど)に力が入り言葉がスムーズに出てこなかったことを記憶しています。
例えば「昔ある所に」と読む場合、「む、む、む、昔あると、と、と、所に」のような感じになり、何とか読み終えたら、周りが笑いながら「何でそんなになるの」って言われた時から、皆を見る目が少し違ってきました。ただの会話でもこんな感じだったので、やけに考えるようになりました。
こんな感じがとても嫌だったので、親に話したところ、「毎日本を読む練習をしなさい」といわれ、自分でもそれしかないと思い、毎日練習しました。しかし一人で読む時は、不思議なことに全くつまったり、どもったりせず、人前になると言葉が出なくなってどうしていいか分かりませんでした。
それでも本読みをしながら、治る、治ると信じつつやっていました。ですが、一向に良くならないどころか、余計にひどくなっていきました。病院にも診察に行き、その結果緊張によるとしか言われず、また、吃音は薬もないので気にしないでいくしかないと言われ、かなりのショックでした。
「何で自分だけ言葉がこんなになるのか」とか「他の人はいいな。まともにしゃべれて」という気持を持つようになり、次第に自信がなくなり嫌な毎日でした。治す方法が見つからず、こんな感じで小学校、中学校、高校を卒業しましたが、専門学校の時に最大の難関がきました。
それは就職活動です。他の人よりハンデを持っての就職活動・・・。本当に嫌で嫌で、行きたくありませんでした。面接で言葉が全く出なかったこともありました。会社側からすると単に緊張としか見ないから、筆記試験が通っても面接で駄目でした。集団面接の時はもう逃げ出したくなる位の不安定な気持でした。
何とか色々やってどうにか就職活動が終わり、ある会社への採用が決まりました。ですが、電話応対などの多い事務的な仕事でした。周りには仕事をする人達が隣り合わせにいて、自分が電話応対した時はとても辛く、笑われバカにされた感じでした。話さなくてもいい職種とか考え、逃げる気持が先走ってしまい、結局その職場を辞めてしまいました。
そんな時にパソコンを買い、インターネットをつなげて、ただ単に、言葉のどもりで検索し、一か八か何かいい方法があるかどうか調べてみました。そしたら4件ぐらい言葉について書いてあり、中でも江田先生のホームページを読み、自分が考えていること、言いたいことがそのままズバリ書いてありました。江田先生も吃音の経験がおありであったようで、そこで言葉のレッスンを受けてみようと思いました。
今は江田先生とのレッスンを始めて、毎日カセットテープでの練習、呼吸の仕方、電話で直接の会話練習など・・・本当に自信がどんどんついてきて、前までの自分が嘘のようです!本当に心から気持を込めて江田先生には感謝しています!これからもレッスンをし続け、治して、日常の会話でも普通に話せるようになりたいです!
ある程度良くなってからは、これからもっと視野を広めて見ていこうと思っています。前駄目だった事務職、営業とか、色んなことに挑戦していこうと思っています。
本当に自信を持たせてくれて、吃音が治ることも知りました。江田先生には心から感謝しております!またこれからもレッスン宜しくお願いいたします。
※江田からのコメント:
吃音がその人の生き方にいかに大きな影響を与えるかを、Nさんの吃音体験からうかがえます。Nさんの並々ならぬご苦労は、自分で朗読練習など、なんとかしたいと努力すればする程、逆に気後れ意識が深まってしまったこと。また、吃音を正しく理解してアドバイスをしてくれる人との接点が全くなかったことにあったと思います。吃音との孤立無援の戦いでした。
今Nさんは吃音の理解者を得、今までの過去は過去として受けとめつつ、改善に向けての確かなステップを一歩一歩踏んでおられます。今後、話す不安が脳裏をかすめるような場に臨んでも、話をコントロールしている自分に驚かれることでしょう。新たな仕事に挑戦なさってください。
それにしてもNさんとのレッスンは、九州有明海寄りの福岡県から、遠く山形県米沢までの日本縦断?電話です。改善に向けてのNさんの熱いスピリットを電話でヒシヒシと感じます。
距離は離れていても、心は一つ。二人三脚で私の心もホットに燃えています!
Part
||(2003年3月15日)
上記PartTを書いてから8ヶ月を経たNさんは新しい仕事に就かれました。その中でのホンネの体験談です。
江田先生とのカウンセリング・スピーチレッスンを始める以前は、自分の言いたいことの2,3割しか話せなかったのが、レッスンが始まると、7割くらい自然に話せるようになり、カウンセリングを知る前の人生が嘘のように感じられました。話すことがとても楽しく、嬉しくて、家族や友人と話す時も7割どころか、ほぼ完璧に感じられる程の改善でした。この時はまだ新しい職場に就いてなく、自分では吃音については精神的にもう大丈夫と思っていました。
今年の始めに会社の面接を受け、就職が決まり、その仕事の初日は緊張で一杯で、新しい職場で上手く話せるかなと心配しつつも、カウンセリング&レッスンではあれだけ完璧に話せているのだからきっと大丈夫と思っていました。
けれど、実際は自分の意に反し、言いたいことの3割くらいしか話すことが出来ず、江田先生とのスピーチ練習で教えられた語尾を延ばすこと、自分のペースで話すこと、呼吸の仕方などがなかなか思うようにできず、相手の話し方に巻き込まれてしまい、自信がどんどんなくなり、再び以前の自分に戻ってしまいました。ひどい時は、喉に完全に力が入り、出だしのことばを言うのに10秒近くかかったりしました。それだけでなく、会社の人から、話し方を笑われたり、障害者を見るような目で見られたり、話しても会話がひと言で終わってしまうので暗く見られたりして、精神的にすっかりへこむ毎日となりました。
そのような時、今までカウンセリングで習ったことを改めてじっくり考えてみました。考えてみますと、新しい職場でなかなか自分の期待通りには上手くいかないことは当然だと思いました。
江田先生とスピーチ練習をしている時は、相手が先生以外に当然誰もいなく、吃音のことはよく理解してくれますので緊張も少なく、その結果完璧なほどに話せます。
けれども会社では、吃音がどういうものか解っている人は、10人中ひとりいるかいないか位で、かなり少ないと思います。吃音とはどんなものかを私が話したとしても、聞き手にとっては自分のことではないので、ただ単につまる、どもるという程度で、理解して話してくれる人などなかなかいません。
だからこそ、新しい職場での確実な発語を目指していくことが、自分自身の大きな一歩と思っています!今からが挑戦で、スピーチ練習してきたことを発揮していく。当然傷つくこともあるだろうけれど、傷つきながらも自分に負けず、さらに吃音を理解して頑張っていこうと思います。
今は何か試合を見ているような感じです。今まで江田先生とスピーチ練習をしてきたことは、基礎中の基礎、基本を教わったと思っています。スポーツのトレーニングと同じで、積み重ねの練習であり、それは試合に向けての練習です。
江田先生とカウンセリングを始めて今年の3月で9ヶ月になります。このスピーチ練習でしてきたことを自信に変えて、自分自身の吃音に対する考え方も変えつつ、職場での緊張を少なくする方法を見出していきたいと思います。誰でも職場では緊張するものですが、緊張がほんの少しでも和らぐと、話す調子も違ってくると思います。
新しい職場で今からが自分自身の新たなスタートと思っていますので、これからのレッスンも宜しくお願いいたします。
※江田からのメント:
吃音改善の道のりで、Nさんはどうしても2つの大きな山を乗り越えねばなりません。
第1の山は、家族や友人などとスムーズに話せるようになることです。Nさんは昨年にこの山を乗り越えました。見事な変容でした。
第2の山は、新しい職場という緊張を伴う環境の中でも発語をコントロールしていくことができるようになることです。Nさんは「何か試合を見ているような感じ」とおっしゃっています。今まさに試合の主人公である自分の姿を見ている・・・これは奮闘の中の心の余裕です。
Nさん、今の経験は決して無駄になりません。かすり傷があってこそ本当のお話しの自信が生まれます。峠はもうすぐです。私と一緒に峠で眼下の景色を眺めながらお茶でも飲みましょう! (2003年3月16日)
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京都アクセントがとてもさわやかな中学生、T君の体験談です。
T君 (京都府在住 中学3年)
「1年前と比べるとだいぶ改善されました。」
Part
|(2002年7月23日)
ボクは物心ついた時からどもりでした。自分がどもりだと気付いたのは、小学校の4年生くらいの時でした。国語の時間に一人一段落ずつ読んでいくということをやった時です。小学校では発表をする時に立って発表をします。立つと皆の視線が自分に集中します。どもりの上に皆の視線が集まると、緊張して何も言うことができません。結局その時はほとんど何も言えずに終わってしまいました。それからもずっとどもりは続きました。
もともと友達と話す時はあまりどもらないので、そういう時は平気でした。でも、発表となるとなかなか言えません。
どもりが気になりだしたのは中学に入ってからでした。学校の授業の時、友達の家に電話をかける時などは全然言葉が出ません。授業中には、わかっている答えを言えないもんだから、先生がわかっていることを説明する・・・。特に簡単なことが言えない時などはかなり悔しかったです。多分皆、「何であんなことがわからないんだろう」と思っていたと思います。電話は自分からはかけられないから友達の方からかけてもらう・・・。たまには自分からかけることもあったけど、何も言えないので無言電話のように終わってしまう・・・。そんな日々が中一から中三の今までずっと続いてきました。
もうどもりは一生治らないのかなぁと思いかけていた時、偶然インターネットで江田さんのHPを見つけました。そこで江田さんの体験談を見てみると自分の体験とよく似ている・・・。メールも何通か送りました。すると、全部アドバイスがついて返ってきました。江田さんも昔どもりだったということから、江田さんなら自分の気持もわかってくれる・・・と思い、トライアルレッスンを受けることを決意しました。
初日、少し緊張しながら電話をかけました。すると優しく江田さんが話してくださいました。まずは腹式呼吸から始まってロールプレイ・・・。言えない所は江田さんがこういう風に言えば言い易いという事を教えてくださいます。そんなこんなであっという間に2回目も終わりました。
レッスンで教えていただいたことを学校に行って授業中に試してみました。すると、少しは間があったけど、いつもは言えないはずの言葉を言うことができました。その時は正直、すごく嬉しかったです。それからも続けてレッスンを受けています。最初のころと比べてかなり上手く話せるようになっているのが自分でもわかります。これからもレッスンを続けていけばどもりが治っていくような気がします。これからも江田さんに教わったことをもとに、どもり改善に向けて頑張っていきたいと思います。
(2002年7月23日)
※江田からのコメント
T君はレッスンを受けるにあたり、「レッスン料は僕の小遣いから出したいのですが・・・」とおっしゃってきました。彼の中に、親に出来るだけ負担をかけたくないという大人性をひしひしと感じました。そのT君の気持を受け止めつつも、まずご両親にHPを見ていただき、相談をしてもらい、ご両親のご理解のもと、レッスンが進行中です。
中学生のT君の心境は私の中学時代を思い出させます。授業中に答えがわかっていても、ことばが出ない。先生からクドクドと説明を受けるのですが(親身に説明してくれた先生には申し訳ありませんが・・)それでも答えを口に出せない・・・学校の帰り道、悔しくてカバンを電信柱に思い切り叩きつけたこと・・・。その気持は今も記憶にはっきり残っています。
思春期に吃音を持っているということは、これから人生どうやって生きていけばいいかという漠然とした不安とストレスに立たされるものです。
T君は忠実に私のアドバイスを実行していますので、着実に改善に向かっています。吃音の改善は一本調子で向かうのではなく、らせん状に進むと考えています。時には調子が悪いと思う時があるものです。けれどT君のようにコツコツと実践し続けていくと、良いお話習慣が「習い性」となり、スピーチの真の自信がついてくるものです。
授業での発表、友達の家への電話・・・これらのことが緊張しつつも喜び体験へと変わっていきつつありますね。
6ヶ月後、1年後のT君のええお話し習慣が目に見えるようどす。応援していまんねんわ。(京都弁で失礼!)
(2002年7月25日)
Part ||(2002年12月18日)
先日、T君からこんなメールをいただきました。ご本人に了解をいただき掲載させていただきます。
今年度から公立中学校では、成績表の国語の項目に新しく「会話の表現」なるものが追加され、僕の学校では授業で習った小説(魯迅の故郷)の感想などを前に出て1分以上、3分未満で話すということをしました。結局は時間
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