つた
さわやか吃音(どもり)カウンセリング
 電話カウンセリング&レッスン体験談([)  
2007年 8月〜12月

     「さわやかカウンセリング」のホームページは皆様の深いご理解をいただき、2008年4月で開設6周年を迎えました。
     現在、北は北海道から南は九州、沖縄県までの全国の皆様と、そして海外(アメリカ,、ニュージーランド、アイルランド、
     オーストリア)との電話(海外はインターネット回線、スカイプを使用)でのレッスンをさせていただいています。
      受講生から寄せられましたありのままのお気持ちをここにご紹介します。


CONTENTS

Yくん (東京都在住 中学2年 男子)
「『吃音』について」(学校の弁論大会のスピーチ原稿から)          (2007年12月24日)
Aさん (福島県在住 51歳 会社経営 男性)
「以前あった電話での重圧は半減もしくは、ほとんどなくなったと思います。」  (2007年12月3日)
Tさん (埼玉県在住 37歳 公務員 男性)
「大切なことは、自分なりの発語感覚をどうやって身につけていくかだと思います。」(2007年11月5日)
Yさん (兵庫県在住 25歳 消防署勤務 男性)
「人前で話すことを自分から挑戦できるようになったのが一番の収穫だと思います。」(2007年11月4日)
Mくん (愛媛県在住 中学1年 男子)「音読で緊張しなくなりました。」
お母さまの手記。 「江田先生と出会えて良かった!!!」          (2007年10月30日)
Aさん(大分県在住 58歳 会社員(スーパー店長) 男性)
「すべての商品をスムーズに店内放送できるようになりました。」        (2007年10月21日)
Nさん (福島県在住 23歳 大学院生 男性)
「大学での発表の場などを活用し、自分なりの喋りやすい発語感覚をしっかりと身に着けていきたいと思います。」                                    (2007年10月14日) 
Sさん (千葉県在住 20歳 大学生 男性)
「『どもりを治す』という考えをやめ、『安定した話し方を身につける』という考えに変えました。」
                                        (2007年9月11日)
Sさんと江田との対談(斎藤正嗣さん(仮名)2008年8月23日)をご覧いただけます。
Iさん (石川県在住 34歳 市役所職員 男性)
「自分なりの喋りやすい話し方を知らず知らずのうちに自然に出来るようになってきたように思います。」
                                        (2007年8月27日)
Tさん (大分県在住 55歳 会社経営 男性)
「希望の光は見えていますので、あせらずに進みます。」             (2007年8月19日)
Tさん (千葉県在住 26歳 会社員 男性)
「前のようにマイナスにならず少しづつ前向きに考えられるようになりました。」  (2007年8月16日)
Kさん (兵庫県在住 44歳 会社員・主婦)
「堂々と人前で話せるようになり、上を向いて生きている自分の姿を描いています。」(2007年8月8日)

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 Yくん (東京都在住 中学2年生 男子)
(Yくんが学校の弁論大会のスピーチ原稿として書いた作文をご紹介いたします。)
             
                        『吃音』について
  
 僕は今「吃音」です。でも「吃音」と言うのを知らない人が多いと思います。「吃音」と言うのは、言葉の小さな病気の様なものです。
 
 具体的に言うと、友達と喋る時、国語などの音読の時などで、例えば、「ありがとう」と言いたいとしても、「あ・・・あり・・・ありがとう」となったり、緊張してる時などは全く声が出なくなって、のどが苦しくなり、パニックになってしまうのです。それが数秒続くとみんなに笑われたりしていました。時にはこんな喋り方をする事で馬鹿にされたりもしました。だからスラスラ音読している人をうらやましく思っていました。
 けれども、歌を歌ったり独り言を言ったりする時は、全く大丈夫なのです。それがなぜかは自分でもよくわかりません。
 
 前の僕が一番嫌いだったのは、音読でした。自分の番が回ってくるのがわかっているとき等は、ずっとドキドキしてすごく緊張してガチガチになって「最初の言葉が出なかったり、つっかえたりしたら、みんなに笑われる。速く言って終わらそう」と思って急いで言おうとすればするほど、緊張して声が出なくなったりしていたし、途中声が出なくて「漢字がわからないの?」と聞かれた事もありました。
 
 そんな時にインターネットで調べて、カウンセリングを受けてみる事にしました。最初は自分の変化に気が付かずに喋っていたけれど、段々自分の変化に気付き、最初の言葉を伸ばしたり、落ち着いて話す事が出来るようになりました。
 
 そのような経験があったから、今、僕は音読は好きです。たまにひっかかる事もあるけど、一生懸命話しています。なので今は「吃音」を恨んでなんかはしていません。今までの経験があったからこそ今の自分がいると思います。
 
 今吃音の人に言いたいことは、「吃音」と言うのは、治すものではありません。自分でゆっくり話そうとしたり、調節しながら喋るといくらでもきれいに話すことが出来るようになります。なので自分にあきれないで自分に自信を持って話してください。
 「吃音」じゃない人は「吃音」の事をもう少しわかってくれればありがたいです。
 
 最後に僕には今、友達が一杯います。その友達は「吃音」の事を悪く言いません。だから僕は今、幸せです。
                                                            (2007年12月24日)

※江田よりのコメント:
 Yくんとのレッスンは2006年3月にスタートしています。今までの1年と9ヶ月の間にYくんの「吃音」のとらえ方が大きく成長しました。

 「『吃音』というのは治すものではありません。自分でゆっくり話そうとしたり、調節しながら喋るといくらでもきれいに話すことが出来るようになります・・・自分に自信を持って話してください・・・」 中学2年生とは思えない正しい吃音解釈です。このように理解してもらってとても嬉しいです。



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 Aさん (福島県在住 51歳 会社経営 男性)  
 

              以前あった電話での重圧は半減もしくは、ほとんどなくなったと思います。
  
 私が言葉がひっかかるようなったのは、小学校の低学年の頃でした。近所に住んでいた吃音の人の真似をしたせいか、親が厳しく怖かったせいなのか、その理由はわかりません。但し、当の本人は全く気にすることもなく、自分から進んで手を挙げ、劇などでは主役を好み、目立つことが好きな性格でした。
 それは、中学、高校、そして大学に進んでも同様で、年齢とともに少し恥ずかしかり屋な面は出てきましたが、引っ込み思案なタイプではなく、サークルの発表会では司会進行を引き受ける程でした。実際、すらすらとそつなくこなし、臆することはありませんでした。
 ただ日常の会話、電話とかで少しつっかることがある、そんな程度だったと思います。ですから、話すことの劣等感を持つこともなく、社会に出て、35歳頃までそのまま過ごしたと思います。

 ところが40歳を過ぎて徐々にだと思いますが、吃音する傾向が強くなってきました。次第に人前で発言することをためらうようになり、電話をする場合もおっくうになってきました。しかし、それでも結婚式のスピーチ、更には選挙の応援演説等も頼まれ、引き受けていました。

 その後、今の会社の経営者となりましたが、環境のせいなのか、年齢のせいなのか、吃音傾向・吃音意識は以前に増して強くなったような気がします。会社の経営者となって、より緊張する場面と人に遭遇することが多くなりました。それに伴い、自分自身、人前で話すことに大きな重圧を受けるようになってきました。自ら手を挙げて発言するようなことは少なくなりました。

 出来れば改善したい。何か良い方法はないか・・・。インターネットであちこち探しました。

 そんな時、さわやかカウンセリングのホームページに出会いました。電話だけのレッスンで大丈夫 なんだろうかと思いましたが、ホームページから申し込んで数ヵ月後、意を決して電話をし、ようやくレッスンが始まりました。

 電話でのレッスンを受けて7ヶ月が経ちますが、今、私はこう考えています。
 色々な自分がいる。吃音する自分はまぎれもない自分。しかし、レッスン中は全く普通に話せる、そんな自分もいる。ゆるやかに、のびやかに話す自分を育てていく。それを大きく育てていくことが吃音を解決していく。それを身体にしみこませて、習慣化していくことで、別の自分を確立していくことが出来る・・・。

 最近変化は出てきています。電話とか日常の会話のなかで、早くてちょっとつまずくなと感じた場合、レッスン中の言葉のリズムが思い起こされ、軌道修正できるようになって来たような気がします。以前あった電話での重圧は半減もしくは、ほとんどなくなったと思います。更なる課題は人前で話すことです。先生のご指導のとおり、緊張する場面で話すことを自ら積極的に経験していかなくてはと思っています。

 まだまだ道半ばです。ゆるやかに、のびやかに話すことを習慣付け、新たな自分づくりを行っていきたい。今までもそうでしたが、これから仕事でもプライベートでも色々な話す場面に遭遇します。避けることはできません。決して臆することなく、逆に人前で話すことに喜びを感じられる、そんな自分を育てることが出来たらと思っています。

 自分にもっと幅を持たせたい。何処まで出来るかわかりませんが、自分自身を高めていきたいと思っています。

                                                            (2007年12月3日)

※江田よりのコメント:
 Aさんの話し方は申し分なくとてもきれいです。よもや話すことで不自由を感じていることなど、私を含めて誰も思えないでしょう。けれど、仕事の立場上、多くの人の前で話すことが多いAさんにとっては吃音意識は大きな問題です。自分の内に潜んでいる吃音意識と向き合いながら話し方を高めていく必要が生じてきます。

 会社経営者としての立場をフルに活用して、人前で話すことに喜びを感じられる本来の自分を育ててください。



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 Tさん (埼玉県在住 37歳 公務員 男性)  
 

            大切なことは、自分なりの発語感覚をどうやって身につけていくかだと思います。
  
 私がさわやかカウンセリングにお世話になって、もう半年が経とうとしています。このカウンセリングを通して今までに経験したこと、感じたことを書こうと思います。
 私がどもりになった原因として考えられるのは、子供の頃、一緒に通学していた子が重度のどもりで、その話し方の影響を強く受けてしまったのではないかと思います。私は今30代後半ですが、今までどもりの人が経験する様々な辛いことを経験してきました。
 
 子供の頃は特に症状がひどく、自分から率先して話すことはなるべく避け、授業中も答えが解っていても絶対に手をあげない子供でした。大人に成長するにつれ、大分直ってきて日常会話は特に問題なくなりましたが、自分のタイミングで話せないときはまだ時々どもります。致命的なのは、自分の名前が非常に言いにくいという事です。何かの申し込みの時、自己紹介の時、自分の名前がパッと言えない苦しみは同じ症状を持つ人しか解らないと思います。
 大学生の時、自分のどもりと真剣に取り組もうと思った時期があり、いろいろな本を読んだり、矯正所の情報を集めたことがありましたが、そのときは、何をやっても完璧には治らないだろうと思い、開き直って生きていくしかないなと思って矯正所に通うのはやめました。
 今、社会人15年目ですが、職場の雰囲気もよく、なんとかトントン拍子で今まできましたが、それが今年の春、突然、ブラックホールに落ちるかのようにどもりの症状が重くなってしまったのです。

 4月の人事異動が気になり始めたとたん、今まで電話で言えていたセクションの名前が出てこなくなり、夜も眠れなくなってしまったのです。移動先のセクションの名前が言いにくいところだったらどうしようと考え始めたとたんです。
 
 これはまずいと思い、わらにもすがる思いでネットや本で調べた結果、私の目にとまったのが「さわやかカウンセリング」のホームページで、すぐに相談しました。電話の対応が多い職場ですので電話でカウンセリングができるのは絶好だと思ったからです。
 
 江田先生ご自身もどもりだったということもあり、どもりを持つ人の心の動きを十分に理解しています。私自身、この歳になると、完璧に治るとは思っていません。大切なことは、先生が言われるように、どもらず話そうと思うのではなく、自分なりの発語感覚をどうやって身につけていくかだと思います。言いにくい言葉の前の伸ばし感覚や精神的なことなど、このカウンセリングを受けて非常に役に立っています。

 どもりは精神的な部分がかくも深く関係していることを確認できましたし、もっともっと自分なりの発語感覚を身につけていくためにも電話でのレッスンをこれからも続けていこうと思っています。
                                                            (2007年11月5日)

※江田よりのコメント:
 ある言葉を気にしだしたとたん、言えなくなってしまう・・・これはTさんだけの問題ではなく、
吃音意識を持つ人にとって共通した症状です。この意識を取り除こうとするのではなく、あくまで安定した発語感覚を育てて意識の上に上書きしていくことが改善の道であると思います。それが私の辿ってきた道なのですから。


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 Yさん (兵庫県在住 25歳 消防署勤務 男性)  
 

            人前で話すことを自分から挑戦できるようになったのが一番の収穫だと思います。
  
   私は25歳の消防職員です。物心ついた時から吃音は始まっていました。私の父親が吃音であったことも影響しているのかなとも思います。物事にあまり深く悩んだりする方ではないのですが、吃音があることでものすごく嫌な思い、悔しい思いをしました。

   私は話すことは好きですし、人前も割と好きな方です。ですが、吃音があることでなかなか積極的になれなかった自分がとても悔しかったです。今まで吃音から逃げていて、吃音に向かい合う勇気がありませんでした。

 しかし今年、妻の出産、職場での昇任、異動といろいろな事があり、自分の吃音と向き合おうと一大決心し、さわやかカウンセリングの門を叩きました。

   一番始めに驚いたのは、吃音は「治す」のではなくて、「自分にあった話し方を見つけてコントロールする」ということ。なるほどそうかと思い、またホームページ上の体験談で、自分の話し方をコントロールしてうまく吃音を抑えている人達の成功談をみていると、私にも希望が見えてきました。

   まず、大きく変わったことは、自分の吃音を自分から人に話せたことです。何か大きな重りを降ろしたように、肩の荷が下りました。人に話すことによって、他人は自分が思っているほど話し方を気にしていないことに気づきました。それと同時に、妻や周りの友達は私が吃っているのに、何一つ文句もいわないで普通に接してくれているなと思いました。妻や友人達の優しさを感じ、感謝することが出来ました。

   消防署に勤務する私にとって話すことは職務上とても重要です。ドクターに事故概要、傷病者の状態を伝えたり、火災現場では初期情報を正確に人に伝えることが要求されます。緊迫した場で落ち着いて、わかりやすく、正確に相手に伝えるためにはやはり吃音意識は邪魔であり、克服しなければいけないことです。

   このレッスンを通じて、テクニックを教えていただき練習することもとても勉強になります。先生が「人前で話すチャンスを積極的に。」といわれるように、自分から挑戦できるようになったのが一番の収穫だと思います。まだまだ、吃ることも多々ありますが前を見て、堂々とチャレンジしていきたいと考えています。
                                                          (2007年11月4日)

※江田よりのコメント:

 自分の吃音を客観的に捉えられるようになると今まで自分に対して閉じていた心の蓋を開けることができ、気持が楽になるものです。これからもさまざまなお話し場面に挑戦して、更に自分を磨いていかれますよう。
 

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 Mくん (愛媛県在住 中学1年 男子)  
 

                     音読で緊張しなくなりました。
  
 僕はカウンセリングを始めて1年になります。1年前はすごく音読が嫌で、学校で本を読むとき胸がドキドキしてよけいに吃音がひどくなりました。そして、そのことが理由で社会や国語があまり好きではありませんでした。
 その頃は自分なりに発声しやすいように体をふってリズムをとったり、「えっと」と言う言葉をつけて話をしたりしていました。しかし、なかなか安定して話せませんでした。
 僕は小さい頃、吃音を真似してそれが習慣になってしまったような気がします。その事を悔やみ、泣いたりした事もありました。
 
 吃音を矯正する方法や教室がないかと思い、母とネットでいろいろ探しました。そこでこのカウンセリングを見つけました。
 
 1回目のカウンセリングを終え驚いたことは、たった1回の練習でも効果が出たという事です。また江田先生自身が昔、吃音者であったことにも驚きました。江田先生はとてもはっきりした口調で、分かりやすく話されるのです。僕もいつか先生のようになれるんだと思うと、とても嬉しくなりました。

 電話でのレッスンを1年間続けて変化したことは、学校の授業の音読のとき全く緊張することなく、母音でつまることもなく、読めるようになったことです。友達との会話も楽しくなりました。
 これからもカウンセリングを続けていき、調節感覚を完全に身につけたいと思います。

 Mくんのお母さまの手記です。
                      江田先生と出会えて良かった!!

 1年前までは常に子供の吃音のことばかりが頭をよぎり、将来を悲観的に思い、眠れない事もありました。吃音を矯正する本を買ってみたり、医者に相談してみたり、針治療ではどうだろうかと思ってみたり、とにかく中学という新しい環境を目前にして、焦っておりました。私の焦りは子供にとって最悪のものでした。

 私は吃音がどういうものなのかよく知りもせず、気持ちの問題だとか、呼吸の問題だなどと言って、嫌がる音読を何度もさせ、詰まるとまたその部分を大きく深呼吸して読み直しさせてみたりと、『吃音を直してやりたい』一心で、素人なりのあの手この手を尽くし、もがいていたように思います。
 しかし安定した発声にはなかなか結びつかず、子供と共に悲嘆に暮れていました。矯正できるのなら全国どこでも飛んで行こうとまで決心し、ネットで調べました。
 
 いろいろある中で江田先生のホームページを見つけました。柔らかく さらに聞き取りやすい話し方の江田先生は大勢の人々の前で司会もされているとのこと。納得しました。流暢に話しておられるこの先生ご自身が本当に吃音者だった?! このことが、私達親子にとってどれだけ衝撃的で嬉しかったことか。
 やっと出会えた!!心に一筋の光が差し込んできたように、さぁーっ と目の前が明るくなりました。子供は目標となる方に出会えたわけです。
 
 江田先生が言われる調節感覚を身につけるという方法は、子供にもとても受け入れやすく、少しずつ身についていきました。今では学校での音読も全く緊張する事なく、詰まることもなく読めるようになったと言っております。日常の会話ではまだまだ早口ですが、全く問題なく話せるようになりました。 
 
 親子で悲嘆に暮れていた時から、まだ1年しか経っていないなんて信じられないくらいです。この夢のような出会いの喜びと感謝の気持ちは筆舌に尽くし難いです。今では私も、『江田先生のような話し方』を目標にさせて頂いており ます。

 吃音の子供さんのことで悩んでおられる方々がこのホームページに出会い、一人でも多くの方々が吃音の悩みから救われればいいなと願っております。
                                                           (2007年10月30日)

※江田よりのコメント:
 一年間のレッスンでMくんがここまで話すことの自信をつけてきたのは、中学生なりに吃音を改善したいという心からの強い願いがあった
からだと思います。悩みが深ければ深いほど、解決の糸口を得たときの喜びは大きいものです。

 これからも朗読、発表など、さまざまなお話し場面に接していってください。


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 Aさん (大分県在住 58歳 会社員(スーパー店長) 男性)  
 

               全ての商品をスムーズに店内放送できるようになりました。
  
 私は58歳のサラリーマンです。吃音を意識しだしたのは、小学三年生の頃からです。ですから、約50年間、吃音意識がいつも頭の片隅にあり、吃音さえなければもっと違った人生が・・・と、よく思いました。吃音の原因は、5〜6歳の頃、近所の吃音の子のマネをよくしたそうです。

 現在、日頃の会話等では、殆ど吃音は出ない(無意識に言いやすい言葉に代えているので)ので、自己紹介などで言葉が出ないで間が空いたりすると、親しい友人等は、どうしたの?という顔をする程度です。そのくらい日常の生活では不便はないし、周囲の人も私の吃音に気がついていません。
 ただ、私の苗字は「あおやま」(本当は違いますが、非常によく似た名前なので仮に「あおやま」とします)といい、母音で始まります。電話をかけるとき、自己紹介のとき、名刺交換のとき、歯医者等の受付で自分の名前「あおやま」の「あ」が出てこないときがあります。これさえなければ、私の吃音意識はもう少し軽かったかも知れないと思ったりもしました。

 そんな私が、江田先生のこの「さわやかカウンセリング」を受講するようになったのは、今年の4月に勤務先の会社で大きな組織替えがあり、これからは最も苦手な「自己紹介」があるだろうことを私なりに感じたからです。これまで長い間、私の吃音を知らない人までにも知られてしまう、という強い恐怖心に駆られました。
 
 そのような時、私の最も嫌いな言葉、「吃音」「どもり」をインターネットで検索しました。今から何十年か前、東京の大学に在籍の時、人目を避ける様にして池袋の吃音矯正所に何度か通いましたが、心が傷ついただけで改善されませんでした。ですから、インターネットで検索している時も、正直あまり当てにしていませんでしたが、あちこち見ていましたところ、この「さわやかカウンセリング」のホームページに目が留まりました。

 その中の「さわやかワンポイント・レッスン」に江田先生ご自身の声で、「安定した話し方の三要素 - 息継ぎ、伸ばす、つなげる」を録音している箇所があり、それを聞いて「これなら」と思い、費用も比較的安かったので受講することにしました。

 受講2回目のとき、店長会議で自己紹介がありました。結果は駄目でした。その日は立ち上がれないほどの屈辱感を味わい、「やっぱり、だめか・・・」と思いました。次回の受講で江田先生にその事を告げると、「良い経験をしましたね」というようなお話をされたと記憶しています。私としてはその様な経験は二度としたくなかったのですが・・・。

 今年の4月からレッスンを始めて、今まで15回のレッスンを受けています。おかげさまで、今ではお得意先に電話をかけるとき「○○商事、○○店のあ〜おやまです。」と100%言えるようになりました。受けるときは今までは名前を言わずに「○○商事、○○店です」で済ませていましたが、「ありがとうございます。○○商事○○店のあおやまです」と言えるようになりました。近くに人がいる時は、たまに「ありがとう」を抜かしますが、今までのようにいちいち気にしないで自然にことばを繋げています。

 また、私はスーパーマーケットに勤務していますので、毎日チラシの商品を店内放送しなければなりません。幸い、誰もいない時に録音するので、今までも比較的、楽でしたが、それでもチラシを見ながら発語不安のありそうな商品は読まなかったり、「青森産のふじりんご」のように私にとって苦手な「あ」で始まる「あおもり」を省いて読んでいました。それがカウンセリングの回を重ねるに従い、少しずつですが「伸ばし感覚」も身に付き出し、全ての商品をスムーズに店内放送できるようになりました。
 この放送も録音ではなく、リアルタイムで出来るかとなると、今のところまだ不安がありますが、とにかくこのカウンセリングを通じて「私にあった正しい話法」を身につけていこうと思っています。

 58歳になって今更・・・と思った時もありますが、「吃音」「どもり」という言葉は、この半世紀近く私に付きまとった一番いやなことばです。ですから、江田先生との出会いで是非ともこのやっかいな「吃音」を私なりに克服?「おさらば」したいのが本音です。
                                                           (2007年10月21日)

※江田よりのコメント:
 50年間の長きに渡る吃音意識とは「おさらば」したいものですが、これを取り去ろうと思えば思うほどまとわりついてくるものです。吃音意識は自然な感情ですので、それはそのままOKとしつつ、より安定した発語感覚を育てていくことが大切です。

 私はAさんより一足先に経験を通して調節感覚を身につけてきましたので、Aさんの一番いやな「吃音」「どもり」とはきれいさっぱり「おさらば」しちゃいました。(笑) 私の後を辿りつつあるAさんも、私と同じように話し方の調節感覚をこれからもさらにしっかりと身につけていかれることでしょう。


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 Nさん (福島県在住 23歳 大学院生 男性)  
 

     大学での発表の場などを活用し、自分なりの喋りやすい発語感覚をしっかりと身につけていきたいと思います。
  
 私に吃音症状が現れたのは中学1年の頃だったと思います。それ以前(小学生の頃)は吃音症状は無く、人前で話をしたり発表することなど、躊躇することなくしていました。躊躇しないというより、むしろ積極的に元気に発表をたくさんしていたと思います。しかし、中学1年の頃から吃音の症状が現れてきました。

 友達と雑談等をする際には問題ないのですが、授業での発表の際に出だしの言葉が出なくなってしまうことがよくありました。問題の解答が解らないわけでもないのに、吃音が怖くて答えられない状態になっていました。吃音してしまうと怖いと思い、そのため余計吃音が悪くなるという悪循環のスパイラルに陥っていったのだと思います。

 大学を修了して大学院まで進み、就職が近くなってきました。このままではいけないと思い、改めて吃音について調べてみました。調べてみますと、治療するために大変高額な治療費を要求するところもあり、驚きました。

 何か良い方法は無いものかと探していたところ、江田先生のサイトにたどり着きました。レッスンを受けることにしたのは、料金が手ごろで学生の私でもすぐに始められそうなこと、そして江田先生自身も吃音経験があり、克服した実績があることです。吃音の理論だけでなく実績のある江田先生のレッスンを受ける価値は充分にあると思います。

 今、レッスンを受けて5ヶ月になります。はじめの頃は、最初の言葉をなかなかうまく出すことが出来ませんでしたが、レッスンで教わった呼吸の仕方や話しやすい喋り方を身に着けていくことにより、少しずつ話すのが楽しくなってきました。
 
 喋りにくいことはまだまだ時折ありますが、大学での発表の場などを活用し、自分なりの喋りやすい発語感覚をしっかりと身につけていきたいと思います。
                                                          (2007年10月14日)

※江田よりのコメント:
 電話でのレッスンの目的は、「いかにどもらないように話すか」ではなく、「相手(聴衆)に聞きやすい話し方を育み育てていく」ことにあります。どもらないようにするにはどうしたらよいかと考えていると神経質になるだけで、何も良いものが生まれません。吃音意識があることを肯定的に受けとめながら、より安定した話し方感覚を育てていくことがプラスの姿勢です。
 
 Nさんは年に4回は大学での発表があるとのことですが、これからもぜひあらゆる発表の機会を活用して“話法”を高めていってください。


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 Sさん (千葉県在住 20歳 大学生 男性)  
 

        『「どもりを治す』」という考えをやめ、『安定した話し方を身につける』という考えに変えました。
  
 私の吃音症状が現れたのは中学1年の冬頃からです。原因として考えられることは、二つあります。まず、同級生のいとこがよくどもっていて、母方の親戚に吃音症状が出る人、あるいは出ていた人がいたことです。
 二つ目は、それまで毎日当たり前かのように遊んでいたグループがいきなり私から離れて疎遠になり、軽い人間不信になったことです。これらの事がそれまでは全く気にもかけなかった「喋る」という行為に影響を出してきたように思います。

 症状が出始めの頃は「な」が言いづらく、「あれ?おかしいな・・・」と感じ、だんだん「喋る」という行為を気にするようになり、ビクビクし始めました。しかしながら、中学・高校を通してあまり気にしないようにと心掛け、症状は気にならない程度でした。
 中学校では生徒会長を務め、また高校では部活のリーダーをやり、公の場での会話もさほど心配なくできていました。しかし、高校生活の最後の方になると受験期に入り、人と話す機会が少なくなったこともあり、また喋ることを気にし始めるようになりました。

 大学に入ってからは新しい人間関係を作らなければならず、自己紹介などでは、学部名を言うときなど特にどもってしまいました。そして、吃音が原因で「うつ」状態になることが多く、話さなければいけない状況に恐怖・心配を覚え、電話やアルバイトなどはほとんど発語予期不安がありました。
 
 授業中など、先生に質問したくても「どもりそう」と思ったら、質問しないことが何度もありました。「もし、どもりがなければ俺の人生もっと広がるのに・・・」と何度も思いました。親にもバカにされない。もっと自己主張できる。もっと面白い会話ができる。もっと自分を好きになれるのに・・・。

 電話でのレッスンを始めて4ヶ月ですが、正直言うと、今でも発語予期不安はあります。でも、江田先生と出会って変われたことがあります。それは「どもりを治す」という考えをやめ、「安定した話し方を身につける」という考えにしたことです。発語不安は一度覚えてしまったことなので簡単に取り去ることはできない。だから、不安を持ちつつも言葉を出せる安定した話し方を探し身につけていくことだと思っています。
 正直、発語不安は根強く残るものであり、簡単に忘れ去ることはできないと言われた時はショックでした。でも、人間には誰しも悩みはあるし、欠点はある。自分はそれが吃音であり、ただそれだけのことだ、とそう思っています。吃音が原因で、負の行為に走ることだけはしないようにしています。

 安定した話し方を続けていればいつか中学1年の冬以前の自分に戻れると思っています!
                                                              (2007年9月11日)

※江田よりのコメント:
 吃音を持ちますと誰でも、発語不安がきれいになくなればなぁ〜と願うものですが、これは学習したものですから根強く残ります。なくそうと思えば思うほど、とらわれ意識が大きくなるものです。吃音意識をそのまま受けとめつつ、安定した発語感覚を育てていく姿勢が健全だと思います。

 Sさんの中学1年以前の吃音意識のない話し方と、今の吃音意識が残る中でも調節して話す話し方では、今の方が遥かに優っていると思います。中学1年の冬以前の過去の話し方に戻ろうとする必要は全くありません。あの時よりはるかに優った話し方に確実に進んでいるのですから。


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 Iさん (石川県在住 34歳 市役所職員 男性)  
 

         自分なりの喋りやすい話し方を知らず知らずのうちに自然に出来るようになってきたように思います。
  
 私の覚えている限りでは小学校くらいからどもりに悩んでいました。私には特定の言いにくい言葉(主に「た行」「か行」等)があり、その音からはじまる最初の一言がどうしても詰まってしまう症状でした。学校の国語の授業で朗読の順番が回ってくるとどもるんじゃないかと気になり、読む時はどもらないように気を付けてなんとか過ごしていました。日常生活では特に支障はなかったので、そんなには意識していませんでした。しかし、クラスの委員とかみんなの前で喋る機会の多い役は避けてきました。

  社会人になった当初(今は社会人12年生ですが)は、窓口での応対や電話応対などが主で、言いにくい言葉を他の言いやすい言葉に置き換えて何とか対応していました。
 職場の異動で仕事の内容が変わる度に、課名等言いにくい音から始まる言葉がないかといつも気にしていました。何故かというと電話で言いにくい言葉を最初に言うのが一番苦手だったからです。それでも何とかどもりながらも対応していました。

  しかし、会社の代表電話を取って他の課に転送する仕事がある課に移ってからは、日々、どもりとの闘いでした。
 まず、最初に言う社名が言いにくい言葉でしたので、頻繁に鳴る電話を取るたびに言葉に詰まり、転送するときは、相手が言いにくい名前だとそこでも詰まり、同じ職場の人にこの人言い方がおかしいんじゃないかと思われるのではないかと意識すればする程ひどくなっていきました。さらに、同じ職場内で人を集めていろいろな事を説明しなければならない仕事も加わり、毎日どもりの事で本当に悩んでいました。
 
 ネットで紹介されている高額な治療費のかかる吃音治療院に、たとえ高額な治療費がかかってもどもりが治るのであれば決して高くはないと思い通院してみようかとも思いましたが、仕事をしながら私の住んでいる石川県から治療院へ通うのは現実的に無理な話でした。その他ネットで調べて吃音治療の本を読んでみたり、安価で治療方法を教えてくれるサイトの治療方法を試したのですが、全くとは言わないまでも目立った効果はありませんでした。
 
 そんな中、昨年の5月、たまたま江田先生のサイトを見つけました。一回のレッスン料もそんなに高くなく、何より電話で実際に先生と会話して実践的なレッスンを受けられる事、先生自身が昔どもりで悩んでいたとの事だったので、同じ気持になって指導してもらえるのではと思い申し込みました。
 
 実際にレッスンを受けてまず先生に言われたのはどもりに対する考え方を変える事でした。それは「どもらないように喋ろうとするのではなく、どもってもいいから自分の一番話しやすい話し方を日々意識して喋るようにする」ということでした。とは言っても言われてすぐそれが出来るなら苦労しないよな〜と正直思いましたが、何とか少しでも良くなればいいかなという気持ちでレッスンを続けました。
 
 最初はやはりどもらないように話さなければと意識しすぎてなかなかうまくいかなかったのですが、江田先生のゆったりとしたやさしい口調で電話の受け方を実際にやってみたり、言いにくい言葉を言いやすくするコツを実践的に教えてもらったりするうちに、だんだん言いやすい話し方を日々の会話で意識出来るようになってきました。また、レッスンをしているという事が話すことへの自信につながり、会社での電話応対も少しづつ調節出来るようになってきました。
  また会議での発表では、先生のアドバイスで予め原稿を作るようにした事で、以前よりうまく出来るようになったと思います。
 
 最近、自分なりに自信になり一番嬉しかった事は、マイクで車を呼び出しする館内放送が出来たことです。単純な放送なのですが、以前の自分だったらどもることを意識してしまって絶対出来なかったと思います。今回は予め言うことを紙に書いてゆっくり正確に放送することが出来ました。これもレッスンを受けているおかげだと思います。
 どもらないようにと捉えるのではなく、自分なりの喋りやすい話し方を実践し続けることによって、知らず知らずのうちに自然に出来るようになってきたように思います。
 
 まだまだ、苦手な言葉が出てくると意識してうまくいかないことがありますが、少しでも言いやすい喋りを意識して自然に身につけていけるよう、これからもレッスンを続けていこうと思っています。
                                                           (2007年8月27日)

※江田よりのコメント:
 レッスンのためのレッスン、いわゆるレッスン上手に終わらないためには、会議での発表、館内放送、電話応対など、さまざまなお話し場面に接することが不可欠です。

 これからも様々なお話し場面に接し続けて、さんなりの話しやすい話し方を開拓していってください。


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 Tさん (大分県在住 55歳 会社経営 男性)  
 

                希望の光は見えていますので、あせらずに進みます。
  
 私は昭和27年4月生まれの55歳です。福岡生まれで、小学校入学3ヶ月くらい前に現住所の大分市に移ってきました。小学校入学時の不安な気持ちを今でも思い出します。
 
 吃音のきっかけは、小学校4、5年の社会科の授業で大分県内の地域の暗記の発表のときに、最初はうまく言っていたのが途中から突然、玖珠郡(くすぐん)という言葉が出なくなりました。後が言えずにその場は暗記していないということで終わりました。この頃に今の江田先生と知り合っていれば(江田先生もこのときは吃音真っ最中だったみたいですが・・・)人生が変わっていたかも知れません。

 吃音者であるがための経験も、語り尽くせないほどあります。国語の音読の順番待ち、駅での切符買い、レストランでの注文、自己紹介、電話をかけることなど自分の名前が言えないのだからとんでもないこと・・・等々きりがありません。

 中学生のときに、福岡の吃音矯正所に行った憶えがありますが、全然効果がありませんでした。それから40代のときに、東京の吃音矯正所に4、5回行きました。吃音は良くはならなかったけれども、腹式呼吸により呼吸の重心の位置が胸から腹に下がり、体の調子が良くなりました。森田療法の本も少し読みました。

 父が小さな建設会社を営んでいたので、工業高校に行きました。高校3年生のとき父が胃癌で亡くなりました。卒業してすぐに入社して働いていましたが、2、3年後倒産しました。そしてすぐに今の会社を共同経営で始めて、平成11年に社長に就任して現在に至っています。

 話すことが辛くて何度も会社を辞めようと思いました。私の最大の敵は発語予期不安でした。発語予期不安がなければ上手に話せると思っていました。しかし、取り除こうとすればするほどそれは強くなります。

 「さわやかカウンセリング」のレッスンを始めたのが平成15年4月ですが、この4年と半年の間でさまざまなことを学びました。
 それらの中で、感情は意のままにならず、発語予期不安があっても今、自分がやらなければならないことをためらわずにやっていくことを学びました。今、自分がやらなければならないことは、適切な「息継ぎ」「伸ばす」「つなげる」を習慣化していくことと思っています。習慣化しないと、発語予期不安に負けてしまいそうです。会社の経営も吃音の改善と同様で、今やらなければならないことをためらわずにやっていくことです。

 私の吃音の長い旅は45年も続いていますが、改善の意欲がある限り続きます。希望の光は見えていますので、あせらずに進みます。大勢の人々の前でスピーチをすることを目標に励んでいきます。
 
 江田先生と知り合えて本当に感謝しています。今は人生前向き、肯定的に生きています。
                                                           (2007年8月19日)

※江田よりのコメント:
 「さわやかカウンセリング」は2002年の4月にスタートしましたが、今までに700名以上の方々と電話でのレッスンをさせていただいています。この仕事をさせていただいて嬉しいことは、私の吃音体験がこのような形で皆様のお役に立っていること、そして多くの方々との出会いです。吃音経験者でなければわからない心の接点を持ちながら、実際的に話し方を高めていくことを共有できることは大きな喜びです。

 私もTさんと同じ昭和27年(5月)生まれの55歳。同じように人生前向き、肯定的に生きていきます。


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 Tさん (千葉県在住 26歳 会社員 男性)  
 

            前のようにマイナスにならず少しづつ前向きに考えられるようになりました。
  
 皆さんの体験談で勇気づけられたことと、先生が自分のためにもなると勧めてくれたので少し私自身のことを書きたいと思います。

 私が吃音になったのは小学校低学年の頃だったと思います。それ以来15年以上ずっと苦しんできました。学生時代は本読みや朝礼に言葉がつまり、同級生はもちろん先生にまで笑われそれは地獄のような日々でした。友達の家には電話もかけられず、駅に行けば切符も買えない。なんで自分だけこんな苦しい思いをしなければいけないんだ、自分なんて生まれてこなければよかった・・・そんなふうに思ったこともありました。

 そんな日々をなんとか耐えながら高校を卒業し、あまり人と会話をしない工場に就職しました。工場内は機械音がうるさいので人との会話はゼロ。自分にとってはもってこいの職場でした。
 
 しかし今年の初めに人事異動があり、現場から工場全体の保守に回されました。今までの鉄を削って加工していればよい環境から180度変わり、機械が故障したら修理会社に電話をしたり、夜中でも何かあったら呼ばれ会議室で打ち合せや報告をする。言葉が毎日乱れ飛び、学生時代から吃音に苦しんでる私にとって、それは言葉では言えないぐらい地獄以上の辛い毎日でした。
 打ち合わせや電話はごまかしながらなんとかやってきましたが、2ヵ月に1回ある消防署への通報訓練は、素早く明快に話さなければならず、しかも無線なので近隣の会社にも通報は聞こえるのでこの重圧は計り知れなく、仕事を辞めようと思っていました。

 その時たまたまネットで見つけたのが「さわやかカウンセリング」でした。他にも色々と吃音についてのサイトがありましたが、一番目にとまったのがこの「さわやかカウンセリング」の内容でした。皆さんの体験談を読み、吃音で苦しんでいるのは自分だけではないのだと励まされました。江田先生の文書を読み、ここだったらと思いレッスンを申し込みました。

 レッスンを始めて3ヵ月になります。まだまだ言葉が出にくいこともあり悔しいこともありますが、前のようにマイナスにならず少しづつ前向きに考えられるようになりました。

 私は「だ」「で」「ど」などの濁音の発語が苦手ですが、日常の会話で柔らかな発語を心がけていきたいと思っています。
                                                            (2007年8月16日)

※江田よりのコメント:
 2ヶ月に1回ある消防署への通報訓練はTさんにとって大きなチャレンジです。マイクを手に取る。上司が横に立っている。自分の無線の声は館内のみならず近隣の会社にも放送される・・・。
 今年の5月からレッスンを受けて、この通報訓練をこなしてきました。試練が宝に変わりつつあることを感じ始めているTさんです。


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 Kさん (兵庫県在住 44歳 会社員・主婦)  
 

           「堂々と人前で話せるようになり、上を向いて生きている自分の姿を描いています。」
  
 私は子供の頃から吃音で苦しんできました。ずっと下を向きながら生きてきたような気がします。子供が大きくなるにつれ、子供関係や地域での役員などがまわってくるようになり、話せない、話したくないでは済まなくなってきました。

 そこでまず話し方教室に通ってみることにして、人前に立つことに少しずつ慣れることを心がけました。5〜6人の少人数の前で話すことを繰り返すことによって、少しずつですが人前に立つことの過度な緊張感が弱まってきました。

 けれど次に気になってきたのは、いくら話し方教室で話すことを重ねても、吃音そのものは改善されず、日常の話し方も少しも変わらずで、これ以上の上達があまりなかったことです。言葉が切れ切れになってしまい滑らかに話せないのです。それに相変わらず電話も苦手のままです。吃音を理解できるところでの話し方のトレーニングが必要だと思いました。

 その頃、さわやかカウンセリングのHPを見て、少しでもスムーズに話せたら、電話の苦手も解消されたらと思いレッスンを受け始めました。

 今は自分の持っている吃音(意識)をそのまま受けとめながら、滑らかにつなげる話し方を身につけられるのだという手応えを掴んでいます。これからも、少しずつ前に進んでいけたらと思います。そして堂々と人前で話せるようになり上を向いて生きている自分の姿を描いています。 
                                                           (2007年8月8日)

※江田よりのコメント:
 人前でのスピーチに慣らすために「話し方教室」に通い始めたKさんの姿勢に拍手します。今は電話でのレッスンを受けながら、話し方教室でスピーチをしているということですが、これはとても効果的だと思います。

 人は描いたとおりの人生を歩むものです。堂々と人前で話して前向きに歩んでいる自分に気がつくことでしょう。



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さわやか吃音(どもり)カウンセリング
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